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【UFC98】エドガーがシャーク越え達成、僅差の勝負を制す

Edgar vs Sherk■第7試合 ライト級/5分3R
フランク・エドガー(米国)
Def.3R終了/判定
ショーン・シャーク(米国)

【写真】シャーク越えを果たしたフランク・エドガー。トップ戦線の一角を崩すファイターがついに現れた (C)ZUUFA

いきなり左ハイを見せたエドガーに、シャークは右ジャブを放っていく。左から右、さらに右と手数の多いシャークは、エドガーの右フックに、ボディへのヒザを合わせる。

差し合いから離れた瞬間にパンチを繰り出すなど、序盤から手数が多いシャークに対し、エドガーも細かいワンツー、さらにはスリーまで見せていく。

エドガーのショート連打に、思い切り右を振るうシャークだが空振りに。エドガーの左がシャークの顔面を捉え、シングルレッグからテイクダウンを狙う。再び両者が距離を取り、シャークが左ローを繰り出すと、エドガーはこれをキャッチしテイクダウンへ。


ディフェンスに徹し、背中をつけることなくスタンドに戻ったシャークだが、エドガーは左ボディを見舞っていくと、エドガーのローに強烈なフックをシャークが被せる。ラウンド終盤には激しいパンチの応酬が見ら得た好勝負は、2Rへ。

左ストレートを伸ばすシャークに、ヘッドスリップからダブルレッグを仕掛けるエドガー。それを苦もなく切るシャーク、高レベルの攻防のなか、近距離でのパンチの交換はシャーク、ロングレンジ&レスリングはエドガー優勢という流れができつつある。

このラウンドから、エドガーは蹴りを攻撃に織り交ぜるようになり、ボディから左をヒットさせる。シャークの前進にすぐにステップバックし、嘘をついて踏み込んではパンチを振るエドガーの右がヒットしたが、シャークは強烈な左を返していく。一進一退の攻防のなか、印象点はエドガーが取ったように見えた2Rだった。

最終回、シャークのパンチの回転数が上がるが、エドガーは下がりながらもしっかりとパンチを当てていく。テイクダウン狙いもスピードが遅くなったエドガーに対し、完全に打ち気の試合と見られたシャークが突如ダブルレッグでテイクダウンを奪う。

距離をとり、立ち上がることに成功したエドガーが、反対にダブルレッグを狙うも頭をしっかり落として受け止めるシャーク。最初の2Rを取ったと計算しているのか、エドガーはあまり攻めることがない最終回。シャークのテイクダウン狙いを切り、エドガーは離れ際にパンチを見せる。

前に出るシャークに右クロスをヒットさせるエドガーに、残り10秒シャークがラウンドをまとめようとテイクダウンを仕掛けるが、エドガーはこれをギロチンで切り返す。しっかりと入ったように見えたギロチンだったが、試合はタイムアップへ。ジャッジ3名は30-27でエドガーを支持。試合全般を通じて、僅差を自分のものとしたエドガーがシャーク越えと表現していいビッグウィンを挙げた。

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