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【Bellator174】リアル女子MMA界のパイオニア、マルース・クーネン「戦える状態をキープしてきた」

Marloes【写真】学校に通う際に森を通り抜けるのが怖くて、格闘技を習うようになった。そんな女子MMAのMの字もなかった頃から、マルースは女子格闘技と生きてきた。(C)BELLATOR

3日(金・現地時間)、オクラホマ州タッカービルのウィンスター・ワールド・カジノ&リゾートでBellator174「Coenen vs Budd」が開催される。メインはイベントタイトルにあるように初代Bellator世界女子フェザー級王座決定戦=マルース・クーネン×ジュリア・バッドの一戦が組まれている。


昨年5月に一度は決定していたこのカード。しかし、バッドの負傷欠場によりクーネンは、アレクシス・デュフレーンと対戦も、体重超過のデュフレーンにキャリア2度目の一本負けを喫してしまう。

再起戦となるはずだった11月のタリタ・ノゲイラ戦も、ノゲイラが体重オーバーとなりクーネンは対戦を拒否した。層の厚いバンタム級で戦っていた時代に無理な減量を繰り返し、体調不良に追い込まれながら計量失敗がなかった彼女は、計量をクリアしないことはプロとしてあるまじき行為と捉えている。

MMAデビューから16年、19歳のペンギン押忍がチャーミングだったクーネンも35歳。女子MMA創世記、対戦相手がおらずグラップリングで男子と戦うこともあった時代を経て、女子MMAが世間に認められた今、彼女自身はキャリアの終焉をしっかりと認識している。そんなクーネンから、この一戦に賭ける意気込みが届いた。

マルース・クーネン
「2014年にベラトールと契約をしてから、長い道のりを経て3月3日にジュリア・バッドと世界戦を戦うことがでるようになり、本当に嬉しい。前に戦うことが決まっていた時は試合の2週間前に彼女のケガにより、私はデュフレーンと戦うことになった。でも、彼女は3度、計量を繰り返しても体重を落とすことができなかった。

私はこのスポーツへの尊敬心のない態度に、戦ううえで絶対に守らないといけないはずの──相手を見くびらない、感情的にならないということを忘れてしまったわ。再起戦となるはずだった11月の試合で、また対戦相手が減量に失敗した。デュフレーンと違って、最後まで必死に体重を落とそうと努力してくれたけど、私は対戦を受けなかった。

ジュリアが調整するのに時間が必要で3月3日に戦うことになったけど、11月の直後から私は世界戦を戦える状態をキープしてきた。3月3日は私がチャンピオンになる日よ」

■ Bellator174対戦カード

<Bellator女子世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
マルース・クーネン(オランダ)
ジュリア・バッド(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ハニーカット(米国)
ケンドール・グローブ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
フェルナンド・ゴンザレス(米国)
ブランドン・ガーツ(米国)

<ライト級/5分3R>
コディー・フィスター(米国)
ジョナサン・ゲーリー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット(米国)
ジャスティン・パターソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
エマニュエル・リベラ(米国)
トレストン・トミソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・レン(米国)
ローマン・ピゾラト(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アレクシス・デュフレーン(米国)
ガブリエル・ホロウェイ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
エミリー・ダコート(米国)
ケイティー・コリンズ(米国)

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