【UFN105】腹を攻められ敗北直前だったルイスが、大逆転のKO劇でトラビスを倒す!!
<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国/8位)
Def.2R3分12秒by KO
トラヴィス・ブラウン(米国/9位)
右ミドルを放つルイス。ブラウンは様子をうかがうような左を伸ばす。ルイスは右ロー、続くブラウンの前蹴りでルイスがボディをかばうようになる。右前蹴りを続けたブラウンは右ロー、そして右ミドルを蹴りこむ。またも腹を押さえてしまうルイスにブラウンは右ローを蹴っていく。
ルイスは後ろ回し蹴りもバランスが悪く、次のハイキックは勢いがあったが腹を蹴られて、またもその箇所を守るように。ブラウンの蹴り足を掴み、右を入れたルイスがチャンス到来と攻めたてようとしたがボディにヒザを入れられ、背中を見せて距離を取り直す。腹をかばって立つルイスに対し、ブラウンは前蹴りを続けて、右ロー。ルイスも右ローを返すも、またも右前蹴りを腹に被弾する。終了間際、前蹴りを入れられながら思い切り右を返していったルイスは、インタビューバル中に「痛むか?」というセコンドの言葉に「ノー」と返事した。
前蹴り、ローで攻めるブラウンだが、ルイスは右を入れると、動きの止まったトラビスに猛攻を仕掛ける。ガードの間からアッパーを入れ、ケージに詰まったブラウンにフックを連打。持ち直したブラウンのボディへのヒザも構わず、パンチを打っていくルイス。ブラウンはテイクダウンを狙うも、ここで下になりマウントを許す。この展開のなかではダメージを受けるようなパンチはなく、スクランブルに盛り込んだブラウンだったが、直後に右を受けてダウン。
強烈なパウンドを連打され、レフェリーが試合をストップ。ルイスが大逆転、TKO勝ちを決めた。勝者コールを受ける前も腹を抑え、インタビュー中も苦しそうな表情を浮かべていたルイスは「3カ月は休む」と語った。