【UFN105】ミドル級転向のジョニヘンがロンバードを3‐0で破る
<ミドル級/5分3R>
ジョニー・ヘンドリックス(米国/※ウェルター級10位)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ヘクター・ロンバード(豪州)
ナチュラルウェイト(??)ミドル級対決となった一戦。互いにサウスポーの構えで、相手の出方を伺う。まずヘンドリックスが左ロー、ロンバードが左フックを狙う。接近戦で首相撲からヒザを見せたヘンドリックスに、ロンバードが左ストレートを伸ばす。左のオーバーハンドのカウンターから足をキャッチして、ヘンドリックスをケージに詰める。
崩しは失敗したロンバードだが、すぐに距離を詰めてローに合わせて組んでバックに。胸を合わせたヘンドリックスが離れテイクダウンを狙うも、ロンバートがスプロール。そして左を当てる。ローをまたもキャッチされ倒されたヘンドリックスは、背中を預けて立ち上がる。ロンバードは後方から崩しを狙い、ヘンドリックスのウィザードに胸を合わせていく。小外刈りを仕掛けたロンバード、ヘンドリックスは倒れず両者が離れたところで初回が終わった。
2R、ヘンドリックスにかつてのような爆発力が見られないなか、左を被弾したロンバードがもんどりうって組み付いてく。クリンチの攻防で、ロンバードのヒザがヘンドリックスの急所に入り試合が中断される。再開後、ペースが上がったヘンドリックスだがロンバードはやり過ごし、左を返す。ヒザ蹴りをキャッチされたヘンドリックスは、逆にここでパンチをまとめる。テイクダウンを許さないヘンドリックス、ロンバードは左を当てるがそれほど威力がない。
動きが少なくなってきたロンバードは、ヒザ蹴りをキャッチしてケージにヘンドリックスを押し込むもケージを掴みすぎると注意が入る。リスタート後、ヘンドリックスのヒザがロンバードのボディを捉える。ヘンドリックスが巻き返したラウンドとなった。
最終回、まず右を放ったロンバード。ヘンドリックスは右ジャブを続け、左ストレートを狙う。ローを蹴り合った両者、ヘンドリックスの左が当たる。テイクダウンのフェイクを織り交ぜて、ヒザを繰り出すなど運動量はヘンドリックスの方が多い。ロンバードはここもヒザ蹴りをキャッチして腰を抱えに行くもテイクダウンはできない。
離れたヘンドリックスの左ストレートがロンバードを捉える。ヒザ蹴りをキャッチされたヘンドリックスが軸足を突き上げ跳びヒザを見せる。着地するやその軸足を払い、テイクダウンを奪ったロンバードが背中に飛び乗るも前方に落とされる。最後はスタンドの打撃戦も決定的なシーンはなくタイムアップに。
結果、ヘンドリックスがミドル級初戦で3‐0の判定勝ちを収めた。