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【Bellator171】急遽復帰のギラード、闘志戻らず。チディ・ンジョグアニに大差の判定負け……

<180ポンド(81.6キロ)契約/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
Def.3-0:30-26.30-25.30-24
メルヴィン・ギラード(米国)

間合いを図る両者。ンジョグアニが左ロー、続いて右前蹴りを繰り出す。完全に待ちの状態のギラードの前進にンジョグアニが左ミドルを合わせる。90秒が経過したところで、レフェリーがアグレッシブに攻めるように注意。左ミドルをキャッチしたギラードだが、テイクダウンはできずに逆にケージに押し込まれる。

ギラードの左ヒザ蹴りが急所に入り、試合が中断。再開後、右の前蹴りに続くンジョグアニの左ミドルにテイクダウンを合わせたギラードは、自らスタンドに戻る。テイクダウンを恐れることなく左ミドルを続けるンジョグアニは左ハイへ。組んだギラードが何と引き込む。ボディにヒザを入れるンジョグアニが、顔面にパンチを連打する。と、尻餅状態から尻を浮かそうとしたギラードの顔面にンジョグアニのヒザが当たってしまう。

レフェリーは注意を与え、試合が再び中断する。再々スタート後、ンジョグアニが左ミドルを2発、続いて右ミドルハイからヒザ蹴りを放っていく。さらにワンツーを入れたンジョグアニが初回を取った。

2R、オーソに構えたンジョグアニが左ジャブを見せる。続いてジャブを伸ばすンジョグアニに対し、ギラードはテイクダウン狙いから即引き込む。シッティングのギラードにエルボーをンジョグアニが打ち込んでいく。パスにして上四方のンジョグアニは、エルボーを入れ足を取りにくるところでバックへ。前転したギラードは、スクランブルからバック奪取。正面に回ってダブルレッグを狙いつつ、スピニングバックフィストへ。

これが当たらないと、自ら倒れ込むようにガードへ。立ち技で対抗できないギラードにンジョグアニがコツコツとパウンドを落とし、わき腹にヒザ蹴りを突き刺す。エルボーから左右のパンチ、さらにエルボーと一方的にンジョグアニが攻め込む。ケージを背にしたギラードはシッティングで固まる。レフェリーのブレイクで、試合はスタンドに戻るやンジョグアニが左ミドルハイ。オーソに戻して右前蹴り。スイッチしてからの左ミドルを受けたギラードが苦痛の表情を浮かべたところで2Rが終了となった。

最終回、ンジョグアニはオーソに構えてスイッチして左ミドル、続いて右ヒザにつなげる。組んだギラードのダブルに対し、ンジョグアニはバックに回って後方へテイクダウン。レッグドラッグポジションからパンチを落とし、アームロックも仕掛けるンジョグアニがギラードを圧倒する。

スタンプは空振りとなったが、ンジョグアニはそのまま着地してハーフからパンチを落とす。残り1分を切りパンチの回転数を上げるンジョグアニにギラードはしがみつくのみ。残り30秒でブレイクが掛かるも、もうギラードに残された時間はない。左ミドルにテイクダウンを合わせてが、バックに回っても胸を合わされて試合終了を迎えた。

ライト級のファイターがウェルター級の選手に180ポンドで戦った急造メインは、ンジョグアニがジャッジの1人が30-24をつけるという大差の判定勝ちを手にした。


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