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【UFC FOX10】カサレス逆転一本、セルジオは階級再転向も??

2014.01.26

<バンタム級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
Def.3R4分39秒 by RNC
セルジオ・ペティス(米国)

サウスポーのカサレスが右ミドルを見せる。左ジャブを伸ばすセルジオ。カサレスの左を受けても微動だにしない。セルジオは左から右を伸ばし、カサレスのジャブをかわして右を返す。カサレスはスピニングバックフィストが空振りになるも、左ミドルを放っていく。さらにテンカオから、左ストレートを伸ばすカサレスだが、やや攻撃が軽いか。

セルジオはリーチの差を埋めるべく前に出て右ストレートから左フックを放つ。カサレスのローからハイをバックステップでかわしたセルジオは、逆に右ハイを蹴り込みバランスを失わせる。右ジャブで距離を取ろうとするカサレス、自ら攻撃を仕掛けた際にパンチを被弾するシーンが増えてくる。残り20秒、右ストレートでカサレスの動きを止めたセルジオは、後方、正面からハイキックを入れ、さらに右ストレートからハイと猛攻を仕掛けて初回を締めた。

2R開始早々、軽快に動くセルジオだったが、左ジャブに左ストレートを合わされダウンを喫する。シングルレッグでごまかし、スタンドに戻ったセルジオは右ハイキックを放っていく。右ストレートをヒットさせたセルジオだが、ここはパンチを被弾したくない。それでもセルジオは右ストレート、右ハイと前に出る。カサレスのヒザにセルジオは左ローを返す。軸足を入れ替えた回転蹴りも受け流したセルジオ、残り90秒となり右ハイキックをヒットさせる。

右ストレートから右ミドルを続けたセルジオの後回し蹴りは、惜しくも空振りに。それでも右ハイから右ロー、左フックと攻勢に出続けたセルジオ、攻めた時間は多かったがダウンの挽回には至らなかったか。最終回、打撃戦から一転テイクダウンを奪ったセルジオ。カサレスのキムラアームロック狙いでスタンドに戻ると、右ハイをキャッチされ倒される。スクランブルの攻防で、しっかりとスタンドに戻ったセルジオは右ミドルから右ストレートを放つ。

トリッキーなローを入れたカサレスに対し、セルジオは右ストレートを伸ばす。ハイはタイミングが合わなかったが、セルジオは直後の右ストレートをヒットする。残り1分、セルジオの小手投げを潰してトップを取ったカサレスは、ヒールフックを潰してパウンドからバックマウントを取りつつRNCへ。背中を伸ばされたセルジオは、敢え無くタップ。カサレスは逆転の一本勝ちとなった。セルジオはこの敗北で、フライ級再転向を視野に入れざるを得ないだろう。

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