【UFC206】左ハイ、左ハイ、左ハイ。ゾンビのように粘るブラウンをセラーニが左ハイでKO
<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国/5位)
Def.3R0分34秒by KO
マット・ブラウン(米国/14位)
左ミドルを入れたセラーニ。ブラウンも左ミドルを返す。左ジャブを伸ばすブラウンに対し、セラーニが左ジャブを返し左ハイを入れる。動きが落ちたブラウンだが、セラーニは深追いせずに左を伸ばす。ブラウンも左フック、左ミドルを入れて試合は一進一退の攻防に。とセラーニの左ハイが再びブラウンを捉える。ダメージを蓄積しつつ互角の攻防に踏みとどまるブラウンがワンツーから前に出てボディにフックとストレートを入れる。
ハイキックでバランスを崩したブラウンはそのまま三角絞めへ。起き上がって腕を抜いたセラーニは、スタンド戦ではまたもハイを入れて初回を取った。
2R、ブラウンの左フックにテイクダウンを合わせていったセラーニ。スタンドをキープしたブラウンだが、またも左ハイを受けそうになる。前足の蹴りが見えていないブラウンだが、左フックをヒットさせる。左ジャブをダブルで当てたブラウンは、またもハイを受けそうになったが、直後に右ストレートでダウンを奪う。
立ち上がったセラーニは左ジャブを返す。ブラウンは左ボディ、セラーニは左ハイをまたも決める。ゾンビのように立ち上がるブラウンにストレートを打ち込むセラーニ。ボディと顔面へコンビネーションのショートを当てたセラーニは、何度目かという左ハイを顔面に届かせる。ジャブから右ストレート、ブラウンも右を返し、続けて右から左のワンツーを入れエルボーを放つ。両目尻から流血が見られるブラウンは、このラウンドも勝機を遺す形で生き残った。
最終回、視線をかわし笑顔を浮かべる両者。ダブルレッグを決めたブラウンだが、すぐに立ち上がったセラーニは左ジャブから右ストレートを入れる。と左ボディを狙ったブラウンにセラーニの左ハイが直撃、ついにブラウンは立ち上がることができなかった。