【RFC35】計量終了 クォン・アソル「ドクトはどこの領土ですか?」×佐々木「調べていません」
9日(金・現地時間)、明日10日(土・同)に韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC35の公開計量が、当地Kホテル・コンベンションセンターで行われた。
ライト級、無差別級、ミドル級と3階級でベルトを賭けて戦う6選手を始め、メインカード出場全選手が計量にパス。プレリミに当たるヤングガンズではフェザー級でキム・セヨンと対戦するイ・チャンジュが体調不良で計量も行えず、Road FCでは代役を急遽探しているとのこと。
タイトルを賭けて戦う6選手のなかで、最初に登壇となったRYOは「自分は韓国の第一世代のMMAファイターです。その世代のファイターが一番偉大であることを証明します」と韓国語でコメント。王者チャ・ジョンファンが「前の試合はラッキーパンチで勝てたので、今回もラッキーパンチを用意します」といえば、マイクを取り直したRYOは「それは実力です。ラッキーじゃない」と清々しい言葉の交換が見られた。
続いてステージに上がった無差別級タイトルコンテンダーのカルロス・トヨタは「このチャンスをくれて嬉しいです。夢です」と日本語で話し、王者マイティー・モーは「自分がリアルチャンピオンであることを証明する」と語った。
ライト級王座に挑戦する佐々木信治の「ここに戻ってくることができて凄く嬉しいです。それもタイトルマッチという形で戻ってこられたので。明日、自分が持っている全てをアソル選手にぶつけてチャンピオンになりたいです」という発言に対し、王者クォン・アソルは「佐々木信治選手に聞いてみたいです、トクト(※日本が領有権を主張し、韓国が実質支配する日本海上の島=竹島)はどちらの土地ですか」と政治問題を持ち出す。
佐々木は「前にも聞かれたのですが、練習だけしていたので調べていないです。ゴメンなさい」とかわすが、それでもクォン・アソルは「韓国の国土であることを教えるために質問しました。明日の試合は少しでも早く倒します」と言葉を続け、計量会場を微妙な空気が支配した。
ロードFCではこれまで見られなかった両国感のシコリをケージに持ち込んだクォン・アソルがステージを下りると、メインで戦うキム・ボソンと武士正が計量を済ませ、「いよいよ明日、試合で身震いするようで楽しいです。早く試合をしたいです」とコメント。
アクション俳優のキム・ボソンは「芸能人である前に武道家として全ての選手を尊敬しています。寄付(※この試合はチャリティーマッチでキム・ボソンはファイトマネーを慈善団体に全額、寄付)する機会を与えてくれたロードFCの皆さんに感謝しています」とコメントし、直後に物凄い数のフラッシュが焚かれた。
急遽、キム・スーチョルと対戦することとなった清水俊一は「大きな舞台で戦えることを光栄に思って、緊張しています」と話し、「急な試合を受けてくれた清水選手に感謝しています。少しでも早く試合は終わらせます」とスーチョルが言葉を返した。
■ Road FC35計量結果カード
<ウェルター級チャリティーマッチ/5分2R>
キム・ボソン:76.7 キロ
武士正: 77.4キロ
<ROAD FCライト級選手権試合/5分3R>
[王者] クォン・アソル: 70.5キロ
[挑戦者] 佐々木信治: 70.4キロ
<ROAD FC無差別級選手権試合/5分3R>
[王者] マイティー・モー: 131.5キロ
[挑戦者] カルロス・トヨタ: 114.4キロ「
<ROAD FCミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] チャ・ジョンファン:84.4 キロ
[挑戦者] RYO: 83.9キロ
<バンタム級/5分3R>
キム・スーチョル: 61.8キロ
清水俊一: 61.6キロ
<ライト級/5分3R>
キム・スンヨン:70.1キロ
ブルーノ・ミランダ:70.5キロ
<ライト級/5分3R>
パク・ウォンシク: 70.4キロ
ムングオスズ・ナンディンエルデン: 70.4キロ
<80キロ契約/5分3R>
イ・ウンス: 80.1キロ
ヤン・ポン:79.9 キロ
■ Young Guns31計量結果
<フェザー級/5分2R>
パク・ヒョングン: 65.9キロ
キム・ヒョンス:65.9キロ
<ライト級/5分2R>
キム・ギョンピョ: 70.4キロ
パク・デソン: 70.5キロ
<フェザー級/5分2R>
キム・セヨン: 65.8キロ
イ・チャンジュ: ――キロ
<フェザー級/5分2R>
イ・ジョンヨン: 65.9キロ
キム・ホジュン: 65.4キロ
<フライ級/5分2R>
カン・ヨンス: 57.2キロ
ワン・デユ: 56.7キロ
<ライト級/5分2R>
玉木壽成: 70.4キロ
キム・ギュヒョン:70.2 キロ
<フライ級/5分2R>
キム・ウジェ: 57.1キロ
コ・ドンヒョク:56.2 キロ