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【Bellator167】ダイレクトリマッチ、金の卵コールドウェルが絶対リベンジへタイマングロと再戦

caldwell-vs-taimanglo【写真】世界王座挑戦へ絶対に超えないといけない山=タイマングロとの再戦で、コールドウェルはどのような進化を見せるか (C)MMAPLANET

3日(土・現地時間)、オクラホマ州タッカービルのウィンスター・ワールド・カジノ&リゾートで開催されるBellator 167「Caldwell vs Taimanglo 2」。ベラトール初の2日連続興行、2日目のメインはダリオン・コールドウェル×ジョー・タイマングロの再戦がラインナップされている。


この両者、7月22日に対戦しその時はタイマングロがアームインギロチンでアップセットを起こしている。カレッジレスリング界のエリートを青田買いするように契約するベラトールにとって、コールドウェルは将来性を非常に高く買われた金の卵だ。NCAAを制し、2度のD-1オールアメリカンを獲得しているコールドウェルは五輪出場こそケガで逃したものの、その有力候補で倒せて抑えることができるレスラーだ。

3月にはジョー・ウォーレンをバックスープレックスで投げ捨て、一気にRNCを極めたようにその実力は疑いようはない。タイマングロ戦もいってみれば世界王座挑戦への景気づけのファイトと見られていた。が、よもやの一本負け。

タイマングロは距離を取って大きな振りのパンチでプレッシャーを掛けつつ、攻めている風で印象点を稼ぐことに秀でている試合巧者だ。特にこれといった特徴はなく、満遍なくすべてを使いこなすウェルラウンダー。強いていえばコールドウェルを相手に大金星を挙げたギロチンが最大のフィニッシュホールドか。

つまり、それでいて勝てる──23勝6敗の戦績、ベラトールでも6勝2敗の結果を残すだけの力を持っているわけだが、その強みは自分のできること、できないことを把握して戦っていることだろう。

パンチも決して完成度は高くない。しかし、打ちどころを熟知している。攻撃の最後は自分で終わらせる。相手が距離を取る時は当たらない位置で声を発してパンチを振るう。ウェルラウンダーだが、一つ一つの完成度や融合性は高くないのにフィニッシュに一発持ち、その使いどころを把握している。

この老獪さにしてやられたコールドウェル。ただし、ベラトールはコールドウェルが可愛い。前回の試合は3ポンド・オーバーのキャッチウェイト戦だったことを理由し、タイマングロは世界戦へ進むための別カードではなく、ダイレクトリマッチを戦わざるを得なくなった。イベント名にしても前回敗れたコールドウェルが先に来ていることで分るように、この試合はあくまでも彼が主役だ。

言い換えればゴールデン・ルーキーには敗戦は許されない状況になっている。タイマングロの老獪さを打ち破るために、コールドウェルはギロチンのトラウマを払拭してテイクダウンを仕掛けることが必要だ。そのためにもテイクダウン以前の部分で、試合をコントロールしなければならない。真っ向勝負してこない相手を追い込詰める強さこそ、真のトップMMAファイターに不可欠な素養であり、コールドウェルの真価が問われる一戦となる。

■Bellator167対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
ジョー・タイマングロ(グアム)

<フェザー級/5分3R>
ジョン・テイシェイラ(ブラジル)
ジャスティン・ローレンス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
イリマレイ・マクファーレン(米国)
エミリー・ダコート(米国)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
フェルナンド・ゴンザレス(米国)
クリス・ヒックス(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョナサン・ゲーリー(米国)
アーロン・ロバーソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブランドン・フィリップス(米国)
スティーブン・バナザク(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジャスティン・パターソン(米国)
コデイル・フォード(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジャロッド・トライス(米国)
トミー・ブリトン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーイ・ソト(米国)
ブロンソン・サンロメイン(米国)ゼンチン)

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