【IF-Project】デラヒーバ杯2016、黒帯ライトフェザー級優勝は西林、茶帯オープンは八巻が制す
【写真】黒帯で試合が成立したライトフェザー級は西林が優勝(C)TSUBASA ITO
27日(日)、東京都台東区の台東リバーサイドスポーツセンターで日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)公認の『ヒカルド・デラヒーバ杯2016』が開催された。主催者のデラヒーバ氏本人はセコンド業務のため来日することができなかったが、会場は熱気で埋め尽くされた。
Text by Tsubasa Ito
5名がエントリーしたアダルト茶帯フェザー級は、横山武司と八巻祐が決勝に進出。開始早々、横山が飛びついてスタンドのままクローズドガードの体勢へ。その後はトップからの八巻、下からの横山という展開が続く。ラスト1分半に八巻にパスのアドバンテージ1。これを守り切り、八巻がフェザー級の頂点に立った。
ワンマッチ決勝となったアダルト茶帯ライト級は、新村康行と山田洋平のマッチアップとなった。ダブルガードから山田が上になるが、すかさず新村がスイープを決めて2ポイントが入る。山田は下から右腕の道着をつかんで引き込もうとするも、新村がディフェンス。ラスト1分から山田が一気にパスガードを試みるが、新村が潰してタイムアップ。ポイント2-0で新村の勝利となった。
アダルト茶帯オープンクラスは、同ウルトラヘビー級で優勝した井草紘明と、同フェザー級を制した八巻祐が2冠をかけて激突した。八巻が上、井草が下の体勢から、井草が八巻の右腕に両足をかける。
この右腕を抜いた八巻がすかさずパスガードを決め、3ポイントが入る。八巻はサイドコントロールから左足を井草の頭上へ回し、右腕を取って三角絞め。体格で大きく上回る相手に一本勝ちを収め、見事2冠を達成した。
アダルト黒帯の中で唯一試合が成立したライトフェザー級は、ジエメウソン・ハッタの欠場により、初戦でも対戦した西林浩平と澤田真琴のリターンマッチとなった。澤田がハーフガードで西林の左足をとらえるが、これを抜いた西林がノースサウスポジションでパスガードを決めて3ポイント。
その後も西林がトップの状態でハーフガードを巡る攻防が続きタイムアップ。3ポイントのリードを守り切り、西林が初戦に続いて連勝。ライトフェザー級の頂点に立った。
また団体優勝はヒロブラジリアン柔術アカデミー横浜が輝いている。
■ヒカルド・デラヒーバ杯2016 主なリザルト
【アダルト黒帯ライトフェザー級】
優勝 西林浩平(パトスタジオ)
準優勝 澤田真琴(DRAGON’S DEN)
【アダルト黒帯オープンクラス】
優勝 中村大輔(パトスタジオ)
【アダルト茶帯ルースター級】
優勝 中尾亮(ヒロブラジリアン柔術アカデミー横浜)
準優勝 赤堀祥一(ストライプル)
【アダルト茶帯フェザー級】
優勝 八巻祐(X-TREAM EBINA)
準優勝 横山武司(GRABAKA柔術クラブ)
3位 岡田秀人(SHOOTO GYM K’zFACTORY)
3位 今泉貴史(パラエストラ渋谷)
【アダルト茶帯ライト級】
優勝 新村康行(グラスコ柔術アカデミー)
準優勝 山田洋平(DRAGON’S DEN)
【アダルト茶帯ミドル級】
優勝 岡澤弘太(リバーサルジム横浜グランドスラム)
準優勝 山口勇生(リバーサルジム新宿Me,We)
【アダルト茶帯ウルトラヘビー級】
優勝 井草紘明(ピュアブレッド)
準優勝 カイル・ロードス(ヒロブラジリアン柔術アカデミー横浜)
【アダルト茶帯オープンクラス】
優勝 八巻祐(X-TREAM EBINA)
準優勝 井草紘明(ピュアブレッド)
3位 岡田秀人(SHOOTO GYM K’zFACTORY)
3位 岡澤弘太(リバーサルジム横浜グランドスラム)
【団体表彰】
優勝 ヒロブラジリアン柔術アカデミー横浜
準優勝 パトスタジオ
3位 DRAGON’S DEN