【RFC Korea01】クォン・アソル「自分の長所は何だったのか?」
【写真】早々に復帰戦が組まれたのは、期待の表れ。だからこそ2連敗は許されないクォン・アソル (C)MMAPLANET
18日(土・現地時間)、韓国ソウルのグランドヒルトン・コンベンションセンターで開催されるROAD FC Korea01で香港在住、イラン人ファイターのモスタファ・アブドラヒを相手に、クォン・アソルが兵役から復帰2戦目を迎える。
10月のRFC13における中村晃司戦では、あの勢いのあった打撃が息を潜め、左ハイキックでKO負けを喫したアソル。かつて韓国ライト級の将来を担うと考えられていたアソルは、この復帰2戦目に対してどのように取り組んで来たのか。現在の心境を語ってもらった。
――10月の中村晃司戦で敗れ、MMA復帰戦を勝利で飾ることができませんでした。あの敗北の要因をどのように考えていますか。
「2年という時間が自分をダメにし、早いスピードで進化するMMAに適応出来なかったのが理由だと思います」
――その敗因を克服するために、どのような練習をあれから積んできましたか。
「復帰前から一からのスタートと考えていたので、また同じように一からやり直しています。何か新しいメニューを始めてはいません。自分の長所は何だったのか? まずその長所を取り戻すための努力をしています」
――実戦の勘は試合を重ねることでしか埋められないでしょうか? それとも練習を続けることで、兵役に就く以前のクォン・アソル選手の動きに戻れるものでしょうか。
「両方とも必要だと思います。ケージに立って、慣れて、何人かの選手と肌を合わせて、練習していく。そのなかで、また己自身と戦っていかなければならないと思います」
――今回、イランのキックボクサーが相手です。当然、向こうは打撃勝負を望むでしょうが、ストライカーのアソル選手の狙いは、どのような試合展開でしょうか。
「相手が打撃出身の選手で、自分がMMAの選手だからとグラウンドへ持ち込もうといった考えはありません。戦略は”正攻法”です」
――モスタファ・アブドラヒの映像はキックぐらいしかないですが、何か試合を見て研究することはありましたか。
「相手の動画を見て感じたことは打撃が上手いな、という点で他に特別な印象はありません」
――ROAD FC KOREAというシリーズが増えたことについては、どのような印象を持っていますか。
「RFCはアジアでも一番大きい団体です。RFC KOREAが始まるにあたり、アジアの格闘技界の成長もまだまだ終わっていないと思いました」
――ライト級王者ナム・ウィチョル選手がUFC入りを決めました。アソル選手の狙いは、その後釜となりベルトを巻くことですか。
「ナム・ウィチョル選手との対決は、いつかは終わらせないといけない宿題だと思っています。まずそのためには自分が彼に見合う相手になるのが2014年の目標です」
――RFCライト王者になるには、現時点で最大のライバルと思う選手、その理由を教えてください。
「現時点では久米選手かヴィシール・コロッサ選手だと思いますが、RFCは他に多くの良い選手が参戦しそうなので、誰か一人がライバルになるということはありません」
――では、復活を狙うファンに一言お願いします。
「自分の復活を待っている多くのファンにはハラハラさせてしまっており、申し訳ありません。自分と戦う相手の選手、誰一人として弱い選手はいないと思います。早く復活した姿を見せるために、一生懸命頑張っているので、信じてください。ファイティン!!」
■RFC Korea01対戦カード
<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
キム・フィスン(韓国)
<ライト級/5分3R>
クォン・アソル(韓国)
モスタファ・アブドラヒ(イラン)
<フェザー級/5分3R>
イ・ユンジュン(韓国)
キム・ウォンギ(韓国)
<ライト級/5分3R>
イ・ヨンジェ(韓国)
ジョン・ドゥジェ(韓国)
<ミドル級/5分3R>
ジョン・オジン(韓国)
アン・サンイル(韓国)
■Young Guns 10対戦カード
<バンタム級/5分2R>
キム・ミンウ(韓国)
イ・ドンジン(韓国)
<バンタム級/5分2R>
パク・グァンス(韓国)
キム・ギュファ(韓国)
<フェザー級/5分2R>
パク・デソン(韓国)
オ・ホテク(韓国)
<フライ級/5分2R>
キム・ヒョリョン(韓国)
チョ・インヘン(韓国)
<ライト級/5分2R>
ヨ・ミョンギュ(韓国)
リュ・ギョングァン(韓国)