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【UFN36】KOPウェルター級チャンプ佐藤豪則、オクタゴンへ

2014.01.09

Takenori Sato

【写真】UFCデビューが決まった佐藤豪則。ブラジルでエリック・シウバ戦、簡単ではないが日本一のアームロックに期待 (C)GONGKAKUTOGI

8日(木・現地時間)、パンクラスより2月15日(土・現地時間)にブラジル・サンタカタリーナ州ジャラグア・ド・スゥのアレナ・ジャラグアで開催されるUFC Fight Night36「Machida vs Mousasi」にKOPウェルター級チャンピオン佐藤豪則が出場し、エリック・シウバと対戦するという発表があった。

リリース内における、佐藤のUFC出場への談話は以下の通りだ。

「最初は急に舞い込んだ話なので戸惑ってしまいました。更に正月の帰省中(秋田)母親が倒れ意識不明となり試合が出来る精神状態では無かったのですが、家族の後押しで今回のオファーを受ける決意をしました。又パンクラスの酒井代表に水面下で動いて頂いて、自分一人では成立しない話なので感謝しています。チャンピオンの自分を気持ちよく送り出してくれた器のデカさに感服です。パンクラスと日本、TRIBEを背負って戦ってきます!」

パンクラスでは以前より、佐藤のUFC参戦を働きかけ、懸念であったマネージメント関連をクリアにし、UFCへ代理人を通して話を持ちかけていた。UFC出場へ向け、名前のあるファイターを招聘して弾みをつけるというプランもあるなか、年が明け米国時間の6日早朝にUFCよりエリック・シウバ戦のオファーを代理人が受けた。シウバは帰り新参でTPFウェルター級王者のネイト・ローランと対戦予定だったが、ローランの負傷を受け、佐藤に代役の白羽の矢が立ったことになる。

しかし、上の佐藤のコメントにあるように、帰省中に実母が倒れるという状況下にあった佐藤は、一度は即答を避けたものの「家族の後押し」を受けUFC出場を決意した。KOPウェルター級王座を5度防衛、最近のパフォーマンスを見る限り、日本ウェルター級で最強の存在といって過言でない佐藤。桜庭和志譲りのアームロックも、TTMのMMAトレで、さらに磨きが掛かっている。佐藤のアームロックは、しっかりと支点を胸に前に引き寄せたタイトな仕掛けで、非常に高い精度を誇る。敵地ブラジル、強豪エリック・シウバとの対戦は決して生易しいものではないが、並々ならぬ想いでの出陣、その意気込みで難関を突破してもらいたい。

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