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【UFN34】 ……な試合内容にも、ウィーの勝利に観客大喜び

<バンタム級/5分3R>
ロイストン・ウィー(シンガポール)
Def.3-0: 30-26, 30-26, 30-26
デヴィッド・ガレラ(フィリピン)

地元シンガポールのウィーに大声援が集まる。ガレラが荒い蹴りを見せると、組みついたウィーがテイクダウンし、場内は早くも大爆発。クローズドガードのガレラ、オープンになるとウィーがパスを狙う。ウィーは左エルボーから、体を起こして右のパウンドを落す。ガレラのスイープを潰したウィーに、ここでも大きな声援が送られる。ガードからエルボーを見せるガレラ、ウィーもエルボーを返す。クローズドガードとインサイドガードでエルボーを交換する両者、スクランブル全盛のMMAにあって90年代末のブラジルのバーリトゥードを見る想いの初回だった。

2R開始直後に1R同様にテイクダウンを奪ったウィーが、トップからヒジを落す。腰をコントロールしたウィー、非常に動きが少ないがブレイクは掛からない。ウィーのパス狙いに正対してワキを差そうとするガレラだが、そのままガードへ戻る。組んだ状態で立ち上がった両者、ウィーがケージにガレラを押し込み尻餅をつかせる。そのまま2Rも終了した。

最終回、ガレラの蹴りを急所に受けたウィーが、そのままパンチで押し込まれるもダブルレッグでテイクダウンに成功する。そのまま腰をコントロールするウィーとハーフのガレラについにブーイングが飛ぶ。フルガードに戻したガレラは、ここでグラウンド状態にも関わらず顔面にペラダーダを見せ、試合が中断。ガレラに減点1が与えられる。試合はウィーのオントップで再開となり、ガレラが立ち上がる。ここでも腰をコントロールしたウィーがテイクダウンを奪い、試合は残り1分に。

と、ここでガレラがガードからキムラを狙うもウィーが腕を引抜く。インサイドハーフから頭も胸もつけてトップをキープしたウィー。ここで試合終了を迎え、近年のUFCでは最低レベルの試合となった一戦は、ウィーが判定勝ちとなった。

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