【UFN98】スマイリー・アルヴィー、急所蹴り2発に苦笑の判定勝利
<ミドル級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アレックス・ニコルソン(米国)
ニコルソンの前蹴りをブロックしたアルヴィー、続く右ハイが顔面を掠めるも慌てず相手の動きをみている。アルヴィーは右ジャブを出すようになり、ニコルソンはサイドキックを繰り出す。踏み込んで右を当てたアルヴィーは、ボディから右ストレートと拳を届かせる。ニコルソンは飛び蹴りもアルヴィーがガードし、続く左ハイをかわして右ストレートを入れる。ローから右をヒットさせたアルヴィーの精度が明らかにニコルソンを上回る。
ガードの上からの蹴りを続けるニコルソンに対し、アルヴィーが左を伸ばすと右の前蹴りで急所を蹴り上げられてしまう。すぐに試合再開に応じたアルヴィーが右フック、右アッパーで前に出ると、ニコルソンのスピニングバックフィストを受ける。間合いを取り直したアルヴィーだが、ニコルソンの蹴りの勢いが増してくる。急所のダメージか、終盤はやや動きが落ちたアルヴィーだったが、初回は彼のラウンドとなった。
2R、右前蹴りから左ミドルを放つニコルソン。アルヴィーの右にニコルソンがサイドキックを繰り出すと、またも急所に当たりアルヴィーがキャンバスに崩れる。またも早目の再開に応えたアルヴィーが右フックを打ち込む。ハイキックから連打で前に出たニコルソン。アルヴィーは左ミドルに組みつくも、ヒザをボディに受けて離れる。
右ストレート、ローとヒット数が増えたニコルソンに組みつくアルヴィーだがテイクダウンは奪えない。残り2分30秒で右フックを当てたアルヴィーだが、攻勢は続かない。そのアルヴィーに右ミドルを蹴り込み、パンチから右ストレートを伸ばす。アルヴィーも左を打っていくと、残り15秒の左で動きを止める。前に出てくるノーガードのニコルソンに左と右を交互に当てたアルヴィーが、最後の攻撃でラウンドをモノにしたか。
最終回開始直後に左を伸ばしたアルヴィー。左から右を続け、ニコルソンの右ハイをブロック。アルヴィーは回ってニコルソンを誘い込みたいが、前で出てこない相手に右から右を伸ばし、左の機会を伺うような展開に。アルヴィーの左にニコルソンもアウトから左を合わせようとし、なかなか距離を詰めることはできない。ニコルソンの右ミドルを受けたアルヴィーがワンツーで前に。さらにニコルソンが前に出てくると右と左ボディストレートを打っていく。
アルヴィーは右アッパー、荒い蹴り技にニコルソンが距離を詰めると左ストレートを打ち込む。ニコルソンが前に出ると左の被弾率が上がり、このまま試合終了。アルヴィーが判定勝ちを手にした。