【ONE47】オンラ・ンサンが母国でバスタルナックにスタミナ勝ち
<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(米国)
Def.3-0
ミカル・パスタルナック(ポーランド)
ヤンゴンのファンのオンラ・コールで迎えられた米国在住ミャンマー人ファイターのンサン。サウスポー、大柄のパスタルナックに対しエヌサンがワンツーから右ローを蹴り込む。続いて右を伸ばすンサンに、パスタルナックも左を合わせようとする。オーソに構えショートフックを見せたパスタルナックだが、すぐにサウスポーに戻す。
右ローを入れたンサンは接近戦で右フックをヒットさせる。右から左を続け、パスタルナックの左フックに右ローを入れたンサン。さらにパスタルナックの前進に右アッパーを合わせようとして、離れたところで右オーバーハンド、そしてカウンターで右クロスを当てる。パスタルナックも左から右フックを背伸びしたような姿勢で当てる。パスタルナックのフックをダッキングでかわしたンサンが右ハイ。パスタルナックはブロックし、左右のフックで前進して組んでテイクダウンへ。ンサンは立ち上がって胸を合わせたところで初回が終わった。
2R、左フックを見せて組み付きに行ったパスタルナックにンサンがヒザを入れる。離れたパスタルナックの荒いフックに左クロスをンサンがサウスポーの構えから打ち込む。打撃戦の流れのなかでパスタルナックがダブルレッグも。すかしたンサンがバックを奪取する。グラウンドでヒザ蹴りを頭部に入れたンサンが、自ら抑えるのをやめて立ち上がり、パスタルナックにオーバーハンドでパンチを入れる。
ここでスペースができて立ち上がったパスタルナックがシングルレッグ狙いも、ンサンはヒザ蹴りを頭部に入れる。試合がスタンドに戻ると、首相撲のンサンはヒザを入れた再に、押し返されて倒れる。スタミナをロスしたのか、バタフライガードも簡単に足を一本抜かれたンサンがエルボーを顔面に落とされる。パスタルナックはフルガードに戻されてもエルボーを続ける。ンサンはクローズドガードで2Rを戦い終えた。
最終回、右のカウンターを被弾したンサンが、パンチの追撃に下がる。パスタルナックもラッシュを掛けるには至らず、互いにスタミナとの戦いになっていく。パンチを振るって前に出てくるパスタルナックをフックで迎え撃ち組みつかせなかったンサンは、続くダブルも切る。ンサンは左ロー、パスタルナックも完全に疲れたようでガードも低く、肩で息を大きくしている。それでも左から右を伸ばしたパスタルナック。ンサンは組ませないように戦い、左ボディストレートを伸ばす。真正面から組み付き、引き込んだパスタルナックに鉄槌を落としたンサンがサイドで抑えエルボーを打ち込む。
立ち上がったンサンは足を払ってハーフになると、左を連打する。足を戻しに来たところで担ぎパス、ニーインでアンチを落とすエヌサンが、サイドからヒザ蹴りを頭部に入れる。直後にタイムアップとなり、判定勝ちしたンサンが母国のファンの大きな声援を受け「タイトルに挑戦したい」と話し、ビルマ語でヤンゴンのファンにメッセージを送った。