【UFN34】正式発表を待つばかり。川尻の相手は8勝0敗ソリアーノ
1月4日(土・現地時間)、シンガポールのマリナベイ・サンズで開始されるUFC Fight Night34でUFCデビュー戦を迎える川尻達也。対戦相手ハクラン・ディアズの負傷欠場が決まり、代役の決定を待っていたが、どうやら代役が決まったようだ。
川尻陣営にも代役となった選手の名前は伝わり、正式発表を待つばかりという状況になってはいたが、その当人がUFCの発表に先んじて自らツイッターでUFCデビューとシンガポール行きを呟いた。川尻と対戦するのはショーン・ソリアーノ、フロリダのブラックジリアンに所属する24歳の米国人ファイターだ。
MMA戦績は8戦8勝、フロリダベースのチャンピオンシップ・ファイティング・アライアンス=CFAの暫定フェザー級王者で、これまで5R戦も2度経験している。打撃の師が、コズモ・アレッシャンドリということもあり、鋭いローやヒザ蹴りは注意が必要だ。加えてテイクダウンからの寝技では、ポジショニング+関節技を駆使。えぐいエルボーで対戦相手を削っていき一本を狙う。打撃主体で完成されたMMAを学んで強くなったという印象が強い。まさにオールラウンダーといえるソリアーノだが、ビジネスの中心が北米に移るまで、川尻に代表される日本人ファイターにとってMMAとはオールラウンドの競技だった。粗い打撃から、執拗にテイクダウンを仕掛けてくるハクラン・ディアズとは全く違ったタイプだが、川尻にとって決して戦い辛いタイプの相手ではないだろう。
ローを走らせてきても、組みついてきてもテイクダウンを奪える可能性は、明らかにディアズ戦より高くなる。立ち上がりの仕掛けを見究めて、川尻スタイルで攻めに転じてしっかりと料理を手にすることが必要となるソリアーノ戦だ。
■ UFN34対戦カード
<ウェルター級/5分5R>(米国/5位)
タレック・サフィジーヌ(ベルギー)
イム・ヒョンギュ(韓国)
<フェザー級/5分3R>
川尻達也(日本)
ショーン・ソリアーノ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一(日本)
ルイス・ドゥトラ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
清水俊一(日本)
<ライト級/5分3R>
菊野克紀(日本)
クイーン・マルハーン(米国)
<バンタム級/5分3R>
ダスティン・キムラ(米国)
ジョン・デロス・レジェス(グアム/米国)
<ライト級/5分3R>
マイルベク・タイスモフ(オーストリア)
バン・テヒョン(韓国)
<フェザー級/5分3R>
マックス・ホロウェイ(米国)
ウィル・チョープ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ロイストン・ウィー(シンガポール)
デヴィッド・ガレラ(フィリピン)
<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
ラッセル・ドーン(米国)