【TUF18】Ep.11 バンタム級準決勝…TUF史上最悪の愚か者去る
【写真】「人生最大のチャンス。飯は食っていても計量にパスして、試合に勝つ」と断言していたグティエレスだが、TUF史上最悪の愚か者に成り下がった(C) Photo Courtesy of UFC, Special Thanx to WOWOW
30日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで開催されるThe Ultimate Fighter 18 Finale。TUF8年の歴史で初めて女子が参加した今シーズン、第11週に行なわれたデイヴィー・グラント×アンソニー・グティエレス戦を振り返る予定だったが……。
自らをジャンクフード好きというグティエレスは、初戦をコディ・ボーリンガーの計量失敗で準決勝進出を決めていたが、計量当日の起床時のウェイトが144ポンドと大きくオーバー。前夜にジャグジーに入って、水分を摂っているところも目撃されている。計量時間まで4時間掛けて体重を落しても、140ポンドまでしか落せず。1時間後の再計量へ。しかし、チーム・メイトやロンダのプッシュも虚しく、アシスタントコーチのマニー・ガンバーリャンにバスルーム(シャワールーム)で水道の水に手を付けたことを話し、「僕は終わった……」と告白。前代未聞の計量失敗劇にダナ・ホワイトも冷たく激昂。「Leave」の一言で、UFCトレーニングセンターを去ることとなった。
「許してもらえるとは思っていないけど、デイヴィーには本当に申し訳ないと思っている」とジムを出る前にシーズン参加者の全員に話したグティエレスに対し、対戦予定だった最も大きな体格の持ち主のグラントは厳しい表情で「許さない」と言葉を返した。試合の機会がなくなり、悔し涙に暮れるグラントと、涙を流して謝るロンダ。ロンダはこの後、ダナの部屋を訪ね謝罪したが、ダナはロンダのせいではないとし、「ヤツは最も簡単にアルティメット・ファイター・フィナーレに出場できるチャンスがあったのに、棒に振ったんだ。家に帰って仕事について、MMAは趣味でやればいい」と憤怒の表情で言い放った。