【RFC33】体重オーバーのパク・ウォンシク戦、前日の阿部右京 「首を絞めてやりたいです」
【写真】体重オーバーのパク・ウォンシクに得意の攻めを見せることができるか (C)KAORI SUGAWARA
24日(土・現地時間)に韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるRoad FC33に日本から第4の男、阿部右京が出場する。
ロードFCは初出場の阿部だが、既に2年前から視察をしており、激辛アルコールの洗礼もスタッフから受けている。そんな阿部が、同大会でパク・ウォンシクと対戦する。出場を夢見ていたロードで戦い前日の心境を尋ねた。
Interviewed by Kaori Sugawara
──ソウルに到着してからも、随分とリラックスされているようでした。
「そうですね、あんまり試合で緊張するとかってないんですよ。ホント、好きで格闘技をやっているので楽しみでしょうがないですし、こんな大きな舞台で戦えて嬉しいです。それに相手が強いとなると、もうワクワクしてしょうがないです。
会場が大きいとか、そういう部分には緊張感はあるかもしれないですが、戦うことで緊張することは一切ないです」
──体重も昨夜の時点でアンダーだったとか。
「そうですね、消化の良いモノを摂って、水分を補給して昨日は寝た感じです。特に変わったことはしていないですし、それも普段通り、日常と変わらなく過ごしました」
──海外での試合は初めてとなりますが、日程も対戦相手も代わりました。
「まぁ、用意された相手と戦うが当たり前だと思っていますし、我がままが言える立場でもないですから。日程が早まるより、遅くなったのでそれは良かったです」
──ロードFC自体はセコンドで来たことがあると伺っています。
「ハイ。山上(幹久)と見学に来て、次は山上の試合できて。今度が自分の試合ということになります。ずっと出たかった大会なので、楽しみでしょうがないです。オファーが来た時もホントに嬉しかったですし。
相手が代わっても、何も悩むことなくやりますって即答しました。調整が難しいとかなくて、予想以上に体重が落ちてしまった感じです。大変だったのは、荷物が重かったことぐらいです(笑)。まぁ、普段と変わらないです。
根津選手が一緒だし、修斗の大先輩で以前から話をさせてもらっている仲なんです。今回も同じ大会に出ることが決まってからも連絡を取り合っていました。こっちでもコンドミディアムで一緒で、ワイワイやっていました。
で、計量の20分前まで寝てしまって……(笑)。セコンドの太田(純一)さんに起こしてもらって。まぁ、2度寝だったんですけどね」
──その太田さんとも、初海外遠征ですね。
「僕はOOTA DOJOの所属なって、何が一番良かったかというと太田さんと考え方が似ていることなんです。戦い方は全然違いますけど、考え方が似ているので分かりあえますし。練習相手も増えて、原井徹とか一緒に練習していて、格闘家として良い環境が整っています」
──対戦相手のパク・ウォンシク選手の印象は?
「日本で試合をしてきたのも見ていますし、僕とは全く違う打撃系の選手ですよね。でも、負けることは一切考えていないです。どうやって勝とうかと。相手どうこうでなく、自分のやるべきことをしっかりやることです。
パーキーだからどうこうってないし、実際に計量で顔を合わせると小さいなって思いました(笑)。背は高いけど、体は小さいです。体重も落とせていないのは、プロとしてどうかと思います。
落としてもらわないと試合は成り立たないと思っているので。プロとして正規の体重まで落とすことを祈っています(※最終的に71.6キロだった。減点スタートに)」
──では日本のファンにメッセージをお願いします。
「回りがあって自分は格闘技ができるので、その期待に応えたいです。アウェイですけど、できれば……フルマーク判定、圧倒して判定でも勝てるよいう試合をしたいというのもありますが、首を絞めてやりたいです。自分の持ち味は極めの強さなので、がっちりと首を絞めてやりたいです」
■RFC33計量結果
<無差別級T決勝/5分3R>
チェ・ホンマン : 161.5キロ
マイティ・モー: 132.5キロ
<フェザー級/5分3R>
ホン・ヨンギ: 65.4キロ
上迫博仁: 65.7キロ
<72.5キロ契約/5分3R>
佐々木信治: 72.95キロ
ブルーノ・ミランダ: 72.75 キロ
<バンタム級/5分3R>
キム・ミンウ: 61.85キロ
根津優太: 61.55キロ
<ライト級/5分3R>
パク・ウォンシク: 71.7 キロ
阿部右京: 70.25キロ
<ライト級/5分3R>
ムングオスズ・ナンディンエルデン: 70.4キロ
キ・ウォンビン: 70.15キロ
<54キロ契約/5分2R>
リン・ホーチン: 54.05キロ
キム・ヘイン: 54.1 キロ
<ミドル級/5分3R>
キム・ネチョル: 84.3キロ
パク・ジョンギョ: 84.1キロ
<63キロ契約/5分2R>
ジャン・デヨン: 63.3キロ
キム・ヨングン: 63.4キロ
<64キロ契約/5分2R>
ヤン・チョンカイ: 63.5キロ
ジャン・イクファン: 64.3 キロ
<フェザー級/5分2R>
イ・フソン: 65.8キロ
キム・セヨン: 65.75 キロ
<フェザー級/5分2R>
イ・ジョンヨン: 65.9キロ
チョ・キョンイ: 65.85キロ
<ミドル級/5分2R>
オ・ジェソン: 84.1キロ
キム・ジフン: 84.1キロ
<フライ級/5分2R>
キム・ギュファ: 57.35 キロ
キム・テギュン: 58.4 キロ
<ウェルター級/5分2R>
スチュアート・グッチ: 77.2キロ
チェ・ウォンジュン: 77.3キロ