【Bellator106】加州ベテラン対決はルシアーノが圧勝
<150 ポンド契約/5分3R>
クレバー・ルシアーノ(ブラジル)
Def.3-0:30-27,30-27,30-27
ジョー・カマチョ(米国)
カリフォルニアMMA界のベテラン対決。39歳のルシアーノが、ダブルレッグを仕掛けると41歳のカマチョががぶる。そのままケージに押し込んだルシアーノがテイクダウンへ。カマチョのスイープ狙いを潰しトップを取るや、即パスガード。ニーインザベリーからパンチという柔術黒帯らしい攻撃を見せたルシアーノに対し、カマチョがハーフに戻していく。
ルシアーノはパスのプレッシャーを与えながらパンチ、再びパスに成功する。ルシアーノが大きく振りかぶってパンチを狙うと、カマチョは足を戻しハーフから潜っていく。カマチョの頭を抑えたルシアーノは、足を抜いてマウント狙い。再びハーフを取ったカマチョに間断なくパンチを落とし続ける。残り10秒からは立ち上がって左右の拳を落したルシアーノが、初回を圧倒的に支配した。
2R、初回と同様に開始直後にルシアーノがテイクダウンを奪う。クローズドガードのカマチョは、オープンになると足関節を狙う動きを見せる。ルシアーノは慌てず、足を捌いてパス。カマチョはサイドを取られた状態で、両脇を下から差すが、これでは攻撃には転じられない。レッグドラックで腰を潰したルシアーノは、サイドからエルボー。ワキをすくって上四方へ。腕を固めてエルボーを落す。残り1分、ルシアーノはマウントを奪取しパンチ&エルボーを落す。さらに鉄槌を落とし、フルマウントからパンチの連打。横を向いたカマチョにパンチを落とし、背中を向けさせたところで2Rが終了した。
最終回、コーナーのアントニオ・マッキーに「KOしてこい」と送り出されたカマチョは、距離を伺いながら左ジャブを伸ばす。ローから距離を取るルシアーノ。細かいパンチを見せて組みついたルシアーノは、ここでも簡単にテイクダウンを奪取した。勢いのあるパウンドから足を捌き、パスを狙うルシアーノ。カマチョはバックを預けると、すかさずバックマウントへ。
向き合い足を一本カマチョが入れるも、ルシアーノはハーフからエルボーを落し、腰を切ってパス。亀になったカマチョに対し、ルシアーノが勢いのあるパンチを連打する。バックを許したまま立ち上がったカマチョだが、胸を合わせると即テイクダウンを許してしまう。上四方からパンチをボディに受けるカマチョはケージを蹴り、後転するも着地と同時にバックを取られる。カマチョはガードに戻すが、即パスからバックマウントを取られ、何もできないまま試合終了を迎えた。
結果は当然のようにルシアーノがフルマークで勝利、キャリアを9勝5敗、ベラトール戦績を2勝1敗とした。