【REAL05】残り2秒でジュニアが失神。肩固め極めたパルブチェンコ――強し
<フェザー級T準決勝/5分2R>
ウラディスラフ・パルブチェンコ(ウクライナ)
Def.2R4分58秒by 肩固め
中村ジュニア(日本)
左に回りながら右ロー、右ストレートを伸ばしたジュニア。パルブチェンコは右ショートを見せる。ローを掴んでテイクダウンしたパルブチェンコに対し、ジュニアはすぐに起き上がって逆にケージに押し込んでいく。パルブチェンコは体を入れ替えると、両者は離れて打撃の間合いへ。右ストレートを伸ばし、ニータップのようにテイクダウンを決めたパルブチェンコはアームロックを防ぎつつパンチを落とす。背中、ボティと頭部へパンチを落とし、腕を振り払ったパルブチェンコがここでトップを取り切る。
続くキムラ狙いは即察知し足を一本抜いていったパルブチェンコは、肩固め狙いもジュニアが阻止。しかし、ジュニアは続くキムラ狙いも防がれ肩固めのプレッシャーを受ける。スクランブルから立ち上がったジュニアに対し、素早くバックを取ったパルブチェンコはスクランブルも制してトップを取り切る。そして、パンチを落としながら初回を戦い切った。
2R、左フックから右ハイを決めたパルブチェンコは、ふらついて組み付いてきたジュニアのテイクダウン狙いをバックを譲りつつ防ぎ、前方に振り落としてトップを奪取する。しっかりと上を取り、ここもキムラ狙いを防いだパルブチェンコに対し、スクランブルからようやくバックを取ったジュニアがパンチを入れる。胸を合わせて離れたパルブチェンコが、組んでボディロックしジュニアをケージに押し込む。離れたパルブチェンコは右ストレートをヒット、足元が泳いだジュニアの足を払ってテイクダウンに成功する。
残り1分半、マウントからバックに回ったパルブチェンコは亀になったジュニアに対し、腕十字を狙う。立ち上がったジュニアにまたも右ハイを入れたパルブチェンコは、さらにテイクダウンを決めてハーフから肩固めへ。残り2秒でジュニアが落ちパルブチェンコが本命を下し、トーナメント決勝進出を衝撃的なフィニッシュで決めた。