【RFC13】久米鷹介「自分を客観的に見て戦いたい」
【写真】前回よりも、角度をずらすことなくナム・ウィチョルの闘志を受け止めた久米鷹介(C)MMAPLANET
12日(土・現地時間)に韓国キョンサンプクト・クミのパク・チョンヒ体育館で開催されるROAD FC13。メインでRFCライト級王者ナム・ウィチョルに久米鷹介が挑戦する。
4月の王座決定トーナメント決勝戦では、延長4Rにもつれこむ接戦の末、惜敗を喫した久米は、今回の試合にどのような気持ちで臨んでいるのか。計量後の久米にインタビューを試みた。
──計量を終えて、仕上がり具合はいかがですか。
「いつも通り、順調に体重も戻ってきていると思います」
──計量ではナム・ウィチョルがいつも通り顔を近づけてきたのですが、前回のときよりも避けなかったですね。
「そうですね、鼻だけは当たらないようにしました(笑)。ああやって気持ちを高めているところもあると思うので、僕もムキになるのではなく気持ちで負けないという思いが、自分のなかにあったと思います」
──前回の敗戦を参考にして、この辺りは気を付けようと練習してきたことはありますか。
「冷静に判断していけるよう、意識してきました。際の展開でも、もっと冷静に組手を変えたり、展開を変えたり、あるいは拘っていくとか、前の試合ではもっと攻めようがあったので」
──逆に動きすぎて、普段はしない動きをしてしまったというのは?
「ありましたね。何か変に焦ってしまって、攻め急いだところはありました。スタミナも含め、色んなことが精神的に影響を与えていたと思うので、そのスタミナ面の強化などにも励んできました。自分を客観的に見て、攻撃を選択していけるように戦いたいです」
──あれから半年、久米選手も強くなったと思いますが、ナム・ウィチョルもアップデートしてきているはずです。
「やはりテイクダウンとか、前の試合で良かった部分は自信を深めて、またやってくると思います。際の勝負が重要になってくるので、向こうとしては取っていたと思う部分があるだろうし、そこで勝ちに来るんじゃないでしょうか」
──スクランブルが非常に大切になってきそうですね。
「そうなると思います」
──前回の試合でもブレイクのタイミングなど、『おやっ?』と思う場面があったのは確かです。
「ルール・ミーティングでブレイク前に一度、声が掛けられるのかという部分を確認しました。上を取って脇を差して殴っていても、わざわざ外して殴って起き上がられたりしていたので、そういう部分も気を付けたいです。もっと体力を温存しながら戦うこともできたはずですし。逆に最後のところは、外して一瞬止まってしまったので、審判も動かせようとブレイクを掛けたと思います」
──3R+延長ラウンド制については、どのように捉えていますか。
「延長ラウンドは頭には入れていますが、やはり3Rで決着をつけたいです。ただ、4Rを戦いたくないというわけではなくて、延長戦に入っても、そのラウンドを取ることに集中して戦います」
──前回と同じ相手と戦うことに対して、プレッシャーは増えますか。
「僕の性格からすると、一度勝っている相手と戦うとかなりプレッシャーを感じると思いますが、負けている相手なので勝ちを取りに行くしかないので、思い切って戦うだけです」
■RFC13対戦カード
<RFCライト級選手権試合/5分3R+Ex>
[王者]ナム・ウィチョル(韓国)
[挑戦者]久米鷹介(日本)
<ウェルター級/5分3R>
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国)
<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
キム・フン(韓国)
<バンタム級/5分3R>
田村一聖(日本)
ソン・ミンジョン(韓国)
<ライト級/5分3R>
中村晃司(日本)
クォン・アソル(韓国)
■YOUNG GUNS 09
<フェザー級T準決勝/5分2R+Ex>
梅田恒介(日本)
クォン・ベヨン(韓国)
<フェザー級T準決勝/5分2R+Ex>
キル・ヨルボック(韓国)
チェ・ムギョム(韓国)
<バンタム級/5分2R>
釜谷真(日本)
イ・ユンジュン(韓国)
<フェザー級/5分2R>
ホ・ユン(韓国)
ビョンオク・チョ(韓国)
<ミドル級/5分2R>
ユン・ジェウン(韓国)
ジョン・ウジン(韓国)
<バンタム級/5分2R>
キム・ヒョリョン(韓国)
ハン・イムン(韓国)
<フライ級/5分2R>
キム・ソンジェ(韓国)
キム・ギュファ(韓国)