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【RFC13】クォン・アソル「中村選手の医療費を心配します」

Kwon A-Sol

【写真】あの強打が再び、MMAシーンで見られるか。楽しみなクォン・アソルの復帰だ (C)MMAPLANET

12日(土・現地時間)に韓国キョンサンプクト・クミのパク・チョンヒ体育館で開催されるROAD FC13で、2年振りのMMA復帰戦を行うクォン・アソル。

日本でもその強打で鳴らした彼は、1年9カ月の兵役を終えて復帰の場に選んだのが、RFCだった。パンクラス稲垣組の中村晃司と対戦するクォン・アソル、復帰への決意を訊いた。

──2年振りの復帰戦となります。現在の体調を教えてください。

「試合まで残り数日なので非常にキツい状態ですが、計量が終わったら、回復することでしょう。KOを期待してください」(※インタビューは9日に行われた)

──復帰の場としてRFCを選んだ理由、そしてRFCの印象を教えてください。

「RFCは現在アジアで最も大きな団体に成長していると思います。以前はPRIDEやK-1がありましたが、今では多くの日本のトップクラスの選手達がRFCに参戦している状況です。RFCはこれからもどんどん成長していくと思いますし、より多くの良い選手が参戦してくることを期待しています」

──対戦相手の中村晃司選手の印象は?

「相手の印象はあまり気にしていません。日本でもそれほど有名な選手ではないそうですし、日本では私の方が有名じゃないでしょうか?」

──どのような試合をしたいと思っていますか。

「中村選手が猪突猛進のように向かってきてくれれば、良い絵になるでしょう」

──2年前、兵役に就かれる選択をした理由を、もしよければ教えてください。

「韓国では男子であれば誰でも軍隊に行かなければなりません。避けることのできない選択だったと思います」

──実際に兵役につかれたのは、いつからいつまでですか。

「2011年10月から2013年7月までです」

──兵役の1年9カ月の間、MMAのトレーニングを積むことはできたのでしょうか

「軍隊にいる間はMMAのトレーニングは全くできませんでした。国を守る事が仕事でしたので、他の事に気が回るような状態ではなかったです」

──その間、格闘技に役立つような運動はできていましたか。

「除隊の10日後からから少しずつトレーニングを開始しましたので、初心に立ち返り、一からコンディションを作り上げています」

──兵役後、以前の体調を失ってしまった選手も多く、スポーツ選手としては失われた時間と呼ばれることもあると思いますが、MMAファイターとして、兵役前の体調が100パーセントだとすると、今のアソル選手の体調は何パーセントでしょうか。

「兵役前は生活も楽でなく、怪我もあったので、あの時も100パーセントではなかったです。今はトレーニングを始めてまだ2カ月しか経っていないですが、以前と比較してもそこまでコンディション自体は変わっていません。決して、油断しているわけではないですが、勘を取り戻せば1ラウンドでKO出来ると考えています」

──以前はそのハードパンチャー振りで鳴らしたアソル選手ですが、逆に拳を痛めるという副作用もありました。現在、拳の状況は如何ですか。以前と変わりないパンチは打てますか

「今は全く怪我はないので、安心してパンチを打つことが出来ます。だから何の心配もなく、相手を倒すことが出来るでしょう。中村選手はファイトマネーよりも、医療費が上回ってしまうのではないか……と考えています」

──RFCライト級はクミ大会で、ナム・ウィチョル選手が久米鷹介選手の挑戦を受け、初防衛戦に臨みます。どちらの選手が、勝つと思いますか。その理由とともに教えてください。

「先日の試合ではナム・ウィチョル選手が運で上回ったと思います。韓国人としてではなく、MMAファイターとして久米選手が本当に強い選手だと思っていますので、予想は難しいですが、久米選手の勝利を予想します」

──RFCで戦っていくうえで、アソル選手の今後の目標を教えてください。

「今の目標は、第一に目の前にある試合を格好良く終わらせる事です。次の目標に関しては勝った後のインタビューで、尋ねてください」

──最後にファンにメッセージお願いします。

「日本と韓国を行き来しながら、多くの試合を行ってきましたので、日本もとても好きで良い印象が残っています。長南亮選手の発言など、正直嫌な出来事などありましたが、そういう事を忘れて、両国の選手で良い競い合いが出来れば嬉しいです」

■RFC13対戦カード

<RFCライト級選手権試合/5分3R+Ex>
[王者]ナム・ウィチョル(韓国)
[挑戦者]久米鷹介(日本)

<ウェルター級/5分3R>
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
キム・フン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
田村一聖(日本)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ライト級/5分3R>
中村晃司(日本)
クォン・アソル(韓国)

■YOUNG GUNS 09

<フェザー級T準決勝/5分2R+Ex>
梅田恒介(日本)
クォン・ベヨン(韓国)

<フェザー級T準決勝/5分2R+Ex>
キル・ヨルボック(韓国)
チェ・ムギョム(韓国)

<バンタム級/5分2R>
釜谷真(日本)
イ・ユンジュン(韓国)

<フェザー級/5分2R>
ホ・ユン(韓国)
ビョンオク・チョ(韓国)

<ミドル級/5分2R>
ユン・ジェウン(韓国)
ジョン・ウジン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
キム・ヒョリョン(韓国)
ハン・イムン(韓国)

<フライ級/5分2R>
キム・ソンジェ(韓国)
キム・ギュファ(韓国)

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