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【Strikeforce】メレンデス、ダム退け王座統一戦をアピール

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■第9試合 SF世界ライト級暫定王座決定戦/5分5R
ギルバート・メレンデス(米国)
Def.2R2分2秒/TKO
ホドリゴ・ダム(ブラジル)

【写真】難敵ダムに何もさせなかったメレンデスが、暫定王座を獲得。非常に短い準備期間でこの試合に挑んだダムにも、またチャンスを与えてほしい (C)Tom Casino/Strikeforce

ベイエリア・ファンの大歓声を受けた前ストライクフォース世界ライト級王者メレンデスは、長いリーチを活かし、左ジャブを伸ばしていく。左へ回るダムの右ローをキャッチし、メレンデスはそのままテイクダウンを奪うと、クローズドガードの状態でダムを持ち上げてのスラム、さらには臀部にヒザを落としていく。

左腕を固めるダムだが、その腕を振り払ったメレンデスのパウンド&鉄槌を顔面に受ける。クローズドが解けた瞬間に、パスガードを狙ったメレンデス。ダムはフックガードで態勢を作り直そうとする。ここで強烈な左のパウンドを落としたメレンデスは、ハーフガードの態勢へ。さらに右のパウンドを落としながら、左へ左へとパスを仕掛けていく。


半身になるダムの体をケージに押し込み、強烈な右のパウンドを落としたメレンデスは、ボディと顔面に拳を打ち分けながら、同時にパスも狙っていく。脇を差しにきたダムだが、潜ることはできずパウンドを受けながら1R終了のホーンを聞いた。

2R、ヘキサゴン中央に陣取ったのはダム。1Rとは反対に、ダムの周囲をメレンデスが左へ左へと回り、フットワークを使う。そのまま前進し、ダブルレッグを狙ったメレンデスだったが、ダムはスプロールに成功した。

パンチを受けながらも、狙われたテイクダウンを潰して、スタンドへ戻ったダム。ただし、スタンドではメレンデスが試合を支配するため、自分のペースに持ち込むことができない。と、プレッシャーを受け、ケージ際に追い詰められたまま横へ移動するダムのアゴを、メレンデスの右ストレートが打ち向いた。この一発で、ダムは金網に吹き飛ばされ、パウンドの追撃に気を失ってしまう。

ストライクフォース暫定世界ライト級王座についたメレンデスは、「ジョシュ・トムソンが真のチャンピオンだ。でも、前より良い戦いが僕はできる」と、当然のようにリマッチとなる王座統一戦をアピールした。

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