【Pancase278】復帰戦で日沖発と戦う内村洋次郎<02> 「俺の戦い方をすれば勝てる」
【写真】戦局を占う上で大切になってくるのは、やはりテイクダウン・ディフェンスだろう(C)TAKUMI NAKAMURA
12日(日)に東京都江東区ディファ有明で開催されるPancrase278にて。パンクラス2戦目となる日沖発と対戦する内村洋次郎インタビュー後編。
なぜ日沖発なのか――を内村が語った。
<内村洋次郎インタビューPart.01はコチラから>
――その後、どのくらいから復帰を考えるようになったのですか。
「試合をしたい気持ちはずっとあったんですけど、治療期間中は身体を動かせないから、ぶくぶく太っちゃって、本当に毎日毎日が嫌でした(苦笑)。でもイングラムの方たちや謙吾さん、スポンサーのみなさん…色んな人たちが僕のことを応援してくれて、試合ができるように迎え入れてくれました」
――直接「復帰してほしい!」と言うのではなく、いつでも戻って来れるような状況を作ってくれていたのですね。
「それを自分でも感じていたから、もちろん自分の意思でまたやりたいという気持ちもあったんですけど、周りの人たちのためにも絶対に復帰しようと思いましたね」
――練習内容・練習方法も変わった、変わらざるを得ない部分も多いと思うのですが、今はどんなことを意識して練習されていますか。
「自分は試合を見てもらっても分かる通り、距離感とか関係なしにつっこんでいくタイプだったじゃないですか。明らかにダメージが溜まる戦い方だったんで(苦笑)、今はもっと距離感を大事にして戦うようになりました。だから怪我のことももちろんあるんですけど、自分のスタイルをよりレベルアップさせることが出来ているとは思いますね」
――日沖選手との試合はどういう経緯でオファーがあったのですか。
「日沖選手がパンクラスに初参戦した大会(今年1月)を2階のバルコニーから見ていて、直感的に戦いたいと思ったんです。ちょうど隣にパンクラスの坂本(靖)さんがいたから、『日沖選手と戦いたいなぁ』みたいな、アピールっぽいことをして(笑)」
――遠回しのラブコールですね(笑)。
「僕的には完全に日沖選手をロックオンしていて、日沖選手サイドからは久米(鷹介)選手の試合がある時は久米選手のサポートをしたいということだったので、このタイミングでやらせてもらうことになりました。まぁ、僕としては日沖選手と戦えるというだけでもうれしいことですね」
――そこまで日沖選手に惹かれる理由は何だったのでしょうか。
「なんなんですかね…一目ぼれみたいなもんです(笑)」
――階級ももともと違っていましたし、戦うプロモーションもかぶることが少なかったと思うのですが、日沖選手のことはどういう目で見ていましたか。
「やっぱり日沖選手がUFCから戻ってきて、パンクラスで復帰することになったのが一番ですね」
――過去の実績を見ても国内フェザー級の間違いなくトップ選手です。内村選手はどんな試合で日沖選手を攻略したいと思っていますか。
「技術的なことは少しずつ向上していますけど、自分から動いて自分の戦い方をする。それはずっとブレずにやってきたことなんで、日沖選手が相手だから戦い方を変えるというのはないです……予定では(笑)。あとは身体を動かせなかった時間に色んな選手の試合を見て『この選手こうすればいいのに』って思うことが多かったんですよね。それを自分の中に落とし込んで、ちゃんと消化できれば、自分のイメージ通りの試合が出来るんじゃないかなと思いますね」
――本当に色んな人が内村選手の復帰戦、そして日沖選手との対戦を楽しみにしていると思います。どんな試合をして勝ちたいと思いますか。
「もちろん試合なんで勝ち負けはあるし、あっち(日沖)の方が勝つんじゃないかという予想もあると思うんですけど、そこじゃねえかな、と。俺は俺の戦い方をすれば勝てると思っているし、5分3R自分の試合を一生懸命やりきるだけだと思います」
■ Pancrase278対戦カード
<ネオブラッドTバンタム級/3分3R>
○藤野敦史(日本)
×金太郎(日本)
※金太郎の右足甲部分の骨折欠場により不戦勝
<ネオブラッドTウェルター級/3分3R>
赤沢幸典(日本)
奈良貴明(日本)
<ネオブラッドTバンタム級/3分3R>
河村泰博(日本)
佐藤ヒデキ(日本)
<ネオブラッドTフライ級/3分3R>
鮎田直人(日本)
田中千久(日本)
<ネオブラッドTフライ級/3分3R>
若松佑弥(日本)
NavE(日本)
<フェザー級/3分3R>
渡辺謙明(日本)
齋藤拓矢(日本)
<バンタム級/3分3R>
長谷川孝司(日本)
林大陽(日本)
<バンタム級/3分3R>
山口亮(日本)
樋口武大(日本)
<フェザー級/5分3R>
日沖発(日本)
内村洋次郎(日本)
<ストロー級/5分3R>
砂辺光久(日本)
八田亮(日本)
<フェザー級/5分3R>
高谷裕之(日本)
ナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)
<ウェルター級/5分3R>
三浦広光(日本)
ジェームス・チェイニー(米国)
<ライト級/5分3R>
クリスMAN(日本)
ドミニク・ロビンソン(米国)
<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
ルイ・サノデキス(カナダ)
<フライ級/5分3R>
古賀靖隆(日本)
春日井健士(日本)
<フェザー級/3分3R>
田村彰敏(日本)
啓之輔(日本)
<フライ級/3分3R>
上田将竜(日本)
藤井伸樹(日本)
<フェザー級/3分3R>
横山恭典(日本)
松岡嵩志(日本)
<バンタム級/3分3R>
神田周一(日本)
小宮稔大(日本)
<フェザー級/3分3R>
川那子祐輔(日本)
新居卓(日本)
<ライト級/3分3R>
林源平(日本)
草・MAX(日本)
<フェザー級/3分3R>
宮路智之(日本)
杉山和史(日本)