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【Pancrase277】気持ちのテイクダウンからバック奪取、RNCでクレベルが矢地から一本勝ち

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(日本)
Def.3R0分37秒by RNC
矢地祐介(日本)

左ローから左ストレートを伸ばし圧力を掛ける矢地。クレベルは接近戦でバランスを崩すと、引き込んでガードを取る。すぐに立ち上がったクレベルは距離を詰めて右をヒット、矢地も回りながら右から左を放つ。強引なパンチから組んだがクレベルがテイクダウン。立ち上がった矢地を追いかけてバックを取ったクレベルがそのまま寝技に持ち込み、バックマウントからRNCを狙いつつパンチを放っていく。胸を合わせてトップを取った矢地はスタンドへ戻る。ガードから起き上がったクレベルはスタミナを消耗していたが、矢地もビックヒットはないままラウンドが終了し、クレベルが3票を獲得した。

2R、右フックから組みついたクレベルだが、矢地はケージを背にして耐えきる。離れた両者、クレベルはここでも粗いワンツーで前に出て組みに。さらに引き込むが、矢地は寝技には付き合わない。左ストレートから左ミドルを蹴り込んだ矢地は、クレベルの前進にややばたついてしまい右を被弾して組みつかれる。しかし、投げを潰した矢地は上を取ることに成功すると、ここも立ち上がってシッティングを続けるクレベルはブレイクを受けてスタンドに。左ミドルを入れた矢地、クレベルも前蹴りを返したがケージを背にして動けない状況が続いた――にも関わらず、ジャッジ2人がクレベルを支持した。

最終回、左を伸ばしシングルを決めたクレベル。矢地はすぐに立ち上がったが、スクランブルのなかでバックを許すと、そのまま仰向けでバックマウント奪取。RNCを一気に極めたクレベルはタップを奪うと、ケージによじ登って勝利の雄叫びを挙げた。

「ミナサン、クレベルです。名前を憶えてください。みんな、ありがとうございます」と日本語で言い、続いて「5カ月前に負けて必死に練習してきた」とポルトガル語で話した。

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