【RFC30】MMA初戦で中国最強女子イェン・シャオナンと対戦イム・ソヒ 「若さで勝負したい」
【写真】1997年1月生まれ、まだ19歳になったばかり。韓国女子MMA界は低年齢化が進む(C)MMAPLANET
明日、16日(土・現地時間)に中華人民共和国北京市の北京工人体育館で開催されるROAD FC30。
現地では無差別級トーナメント準決勝戦2試合が話題となっている同大会、MMAPLANETでは女子ストロー級の一戦を掘り下げたい。
日本にも来日経験のある美貌の女子ストライカー=イム・ソヒが、既に世界レベルであるのではないかと言われる散打・中国国内王者(※旧ソ連時代のサンボ王者のように世界王者になるよりも、中国における散打は国内大会で勝ちぬくことが困難とされている)イェン・シャオナンとMMAデビュー戦を戦う。
韓国のユース散打国家代表3度、アジア・ユース選手権で銀メダル獲得2度、さらにユース世界大会でも銀メダルを獲得しているイム・ソヒに現在の心境を語ってもらった。
──いよいよ今週末にMMAデビュー戦が迫ってきました。今の気持ち、そして体調の方がいかがでしょうか。
「体調は良いです、まだドキドキと言うか緊張もあまりしていないですが、会場に入れば、良い感じに緊張してくると思います」
──今回の対戦相手イェン・シャオナンの印象を聞かせてください。
「試合映像だけ視ると強そうな意味で怖い印象がありましたけど、記者会見の席で実際に会ってみたら良い人そうに見えましたね」
──イェン・シャオナンは中国では珍しい散打国内王者からMMAファイターに転向してきました。散打の世界ではトップ中のトップでした。イム・ソヒ選手も散打で活躍してきましたが、彼女の存在を散打時代から知っていましたか。
「すいません、実は散打時代はよく知っていませんでした」
──ではイム・ソヒ選手は散打とともにキックでも活躍してきました。イェン・シャオナンとの打撃との違い、優っている点を教えてください。
「イェン・シャオナン選手と私は散打という同じベースなので、構えなど似ている点が多いと思います。またイェン・シャオナン選手が私よりMMAだけでなく格闘技全体のキャリアが多いので、その部分は劣っていると思います。打撃も早くて、精度が高いですよね。
なので私はイェン・シャオナン選手よりMMAでの打撃という部分を強く意識して練習してきました。あとは新人の覇気と若さで勝負したいと思います」
──日本でもシュートボクシングや蹴拳で試合をしたことが有ります。
「日本での試合は私にとってとても貴重な経験になりました。そして日本の方は皆さん親切にしてくれて嬉しかったです」
──ところでイム・ソヒ選手はなぜMMA転向を決断したのでしょうか。
「散打、キックボクシングとずっと立ち技をやってきましたが、立ちの格闘技では経験できない新しい分野に挑戦したいという気持ちが強くなってきた矢先に今回の機会が舞い込んできたので、MMAを始めることにしました」
──MMA転向からトレーニング内容はどのように変わりましたか。
「構えの姿勢、重心の置き方などを変えることとグラウンド、そしてフィジカルトレーニングを中心に練習してきました」
──敵地でのファイトとなります。アウェイで戦う心境はどのようなものでしょうか。
「元々、試合会場で大きな声援、応援を受けたことがないので、ホームでもアウェイでも試合の場所にあまり気を遣う方ではありません」
──では、今回の試合への意気込みをお願いします。
「長い準備期間があったわけではありませんが、限られた時間の中で私が出来る限りのことは一生懸命努力してきましたので、カッコいい姿を試合で見せたいです」
■Road FC30第2部対戦カード
<無差別級T準決勝/5分3R>
チェ・ホンマン(韓国)
アオルコロ(中国)
<女子ストロー級/5分2R>
イム・ソヒ(韓国)
エン・シャオナン(中国)
<無差別級T準決勝/5分3R>
マイティ・モー(米国)
ミョン・ホンマン(韓国)
<バンタム級/5分2R>
アラテン・ヘイリ(中国)
佐々木郁矢(日本)
■Road FC30第1部対戦カード
<フェザー級/5分2R>
ホ・ナンナン(中国)
アレクセイ・ポルプドニコフ(ロシア)
<ライト級/5分2R>
アルバート・チャン(カナダ)
石原裕基(日本)
<フェザー級/5分2R>
ヤン・チョンカイ(中国)
オ・ドゥソク(韓国)
<バンタム級/5分2R>
ジョン・シャオラン(中国)
ジャン・イクファン(韓国)
<フェザー級/5分2R>
シャン・リャンルー(中国)
キム・セヨン(韓国)ロ