【JBJJF】雪の影響受けた全日本チーム対抗戦はリバーサルジム新宿Me,Weが優勝
【写真】優勝したリバーサルジム新宿Me,Weの對馬進悟、鷹島大樹、中村憲輔(C)HIROYUKI KATO
「改革路線」を打ち出し、参加者に盛り返しをみせる日本ブラジリアン柔術連盟こと、JBJJF。その実験的な試みの一つであった団体戦である「全日本チーム対抗柔術選手権」の第二回大会が、2 日(日)東京都台東区の台東リバーサイドスポーツセンターにて開催された。
Text by Hiroyuki Kato
前日の大雪が影響し、茶黒帯部門に出場予定だったImpacto Japan BJJが欠場となってしまった同選手権。ただし、JBJJFでは3月21日の第9回関東柔術オープントーナメント内にて、改めて試合を行うと発表している。
この日、試合が成立したのはアダルト男子青紫70キロ以下級。巴戦となり、まず前年度優勝のリバーサルジム新宿Me,Weと、ストライプル早稲田ヒルマ道場の一戦に。まず注目されたのはヒルマ道場所属の岩本健汰。柔術歴は浅いにもかかわらず関東選手権、東日本選手権、全日本選手権、そして世界の選手が集結したアジアオープンでも優勝。無敗のまま青帯になった柔術界期待の若手だ。
その岩本は修斗でも活躍し、レスリング力に定評のある鷹島大樹との対戦となった。試合は岩谷が巧みなスパイダーガードで鷹島の圧力を受け流す展開に。岩谷は帯が一つ上の相手にも勝利したことで、ストライプル早稲田ヒルマ道場は2-1で決勝へ駒を進めた。
緒戦を落としたリバーサルジム新宿Me,Weは、続いてトライフォース新宿と対戦し、こちらは3連勝で決勝進出──ヒルマ道場との再戦に臨むこととなった。
一番手にヒルマ道場は岩本が登場。対するリバーサル新宿はプロシューターでレスリング力の高い中村憲輔。試合は引き込んだ岩本がスイープを狙うも、寸でのところで中村が体の強さで逃げるという展開となる。アドバンテージでは岩本リードも、終盤にスタンドでの再開から中村がテイクダウンを決め、勝利をもぎ取った。
二番手の鷹島大樹×岩井英治では、鷹島がサイドを奪いしっかり固めて勝利。最終戦の對馬進悟×西野信行は、對馬が得意のディープハーフからスイープ、サイド、終盤にはマウントを決めて勝利。リバーサルジム新宿はリベンジを達成して、連覇を成し遂げた。
リバーサル新宿チームのリーダー對馬はこの優勝に「本来ならば一回戦敗退でしたが、巴戦の敗者復活枠から勝ち上がることが出来て、決勝も勝つことが出来ました。今回は運も味方をしてくれたと思っていますが、勝負強い仲間がいてくれたおかげで連覇することが出来ました。来年はマスター3の私ではなく、ウチのジムからもっと強い若者達が三連覇に向けて出場してくれると思います」と語っていた。