【Bellator97】TD, TD and TD。キング・モーがLH級T優勝
<2013サマーシリーズ・ライトヘビー級T決勝/5分3R>
キング・モー(米国)
Def.3R2分51秒by バーバルタップアウト
ジェイコブ・ノイ(米国)
右ローをまずは見せたノイ。さらに右ローを重ねるノイに、キング・モーはシングルレッグを仕掛けアッサリとテイクダウンを奪う。パンチを落し、パスに成功したキング・モーは、足を戻して立ち上がったノイに組みついて、またも簡単に尻餅をつかせる。ケージを背にして、戦いたいノイだが、足を畳まれヒザをボディに受ける。ここでノイは立ち上がるも、シングルレッグからまたもグラウンドに持ち込まれてしまう。
キング・モーはノイのボディにヒザを入れ、自ら立ち上がると真正面からダブルレッグを仕掛け、ここでもテイクダウンに成功する。ハーフからボディ、顔面とパウンドを纏めるキング・モーがエルボーを落す。半身で腰を押そうとするノイは、顔面に連打を受け背中を預けるように顔を下げる。ノイは懸命に左ワキを差して上体を起こしたが、またもボディにヒザを受けたところで初回が終わった。
2R、ノイは右ストレートから右ローを繰り出すも、徐々にケージ際に下がっていく。右ストレートから組みついたキング・モーが、ノイのギロチンを防いでテイクダウン。クローズドガードを取り、キング・モーの頭を抱えるノイ。上体を起こしたキング・モーが、鉄槌から左右のパンチを入れると、ノイの反応が鈍くなる。と、腕十字を仕掛けたノイ。キング・モーは腕を引抜くと、呼吸を整えてから再びパウンドの連打へ。右のパンチを連続で落し、左エルボーを見舞っていく。
残り2分、ケージに詰められた状態でパンチを受け、ノイは立ち上がることができない。キムラ狙いも中途半端なノイは、左の鉄槌を連続で受ける。キング・モーも攻め疲れるなか、呼吸を整えると残り30秒を切り、再びパウンドの連打へ。最後はキング・モーがトップをキープした形で2Rが終わった。
ケージサイドにロイ・ジョーンズJrが陣取る姿が、カメラで抜かれスタートした最終回、キング・モーが即ダブルレッグダイブでテイクダウンを奪う。左ワキを差して尻餅状態になったノイは、ヒザを受けながら立ち上がる。右を思い切り打ち込んだキング・モーは、左目じりをカットしたノイから、いとも簡単にテイクダウンを奪取。そして、狙い澄ましたように左右のパンチを連打すると、ノイが口頭で試合続行不可能を伝え、キング・モーが2013サマーシリーズ・ライトヘビー級トーナメント優勝を決めた。
「今日はレスリングの日だ。マイケル・チャンドラー、ベン・アスクレン、ショーン・バンク、ババ・ジェンキンス、皆レスラーだ」と自らのテイクダウン戦法を振り返った。