この星の格闘技を追いかける

【UFC FOX18】バッハ系ナタウが、ヒクソンの黒帯ケイシーをマウントパンチで葬る

<ミドル級/5分3R>
ハファエル・ナタウ(ブラジル)
Def.3R3分37秒by TKO
ケビン・ケイシー(米国)

ヒクソン・グレイシーの黒帯ケイシーと、グレイシーバッハ・ベロオリゾンチ=ドラクリーの黒帯でヘンゾ・グレイシー・アカデミーのナタウの対戦。踏み込んで大きな振りの左フック、さらに左ハイを見せるケイシー。思い切り左ストレートを伸ばしたケイシーに対し、ナタウは組んでいくが逆にケージに押し込まれる。残り2分半となりようやくナタウが右へ移動して離れることに成功する。ナタウは右フックを見せてダブルレッグに出ると、一気にテイクダウンに成功する。抑えこみにはいかず、スタンドに戻ったナタウが直後にダブルレッグを仕掛ける。これを切り替えしたケイシーが逆にテイクダウン、ナタウはバックを見せながらスタンドに戻った。終盤、フックの連打で攻め込んだケイシーだったが、最後の最後にナタウの右フックを受けてダウンしてしまった。

2R、ナタウの右ローが急所に入り試合が中断される。再開後、ケイシーの前進に下がりながら右フックをナタウが入れる。ヒザを着いたケイシーに組み付いたナタウがダブルレッグでテイクダウン。ナタウは足を一本抜いて重いパンチを落とす。足を戻し、立ち上がったケイシーがナタウをケージに押し込んで右ボディを入れる。ナタウが首相撲からヒザで腹を攻撃して体を入れ替える。

離れた両者、ケイシーは右フックを思い切り空振りする。ナタウは右ローから左ロー、さらにケイシーの前進にダブルレッグを合わせる。粘りがなくなったケイシーは背中をマットにつけてクローズドガードへ。ナタウはハーフから鉄槌を連打すると、ケイシーのスイープ狙いを潰して2Rを自らのラウンドとした。

最終回、ナタウは右ローから飛び込んでワンツーを放つ。ケイシーは動きが落ち、踏み込みも甘く、右アッパーを空振りする。ナタウも疲れているが、ここまでをリードしているという判断からか距離を取って戦う。下がりながら右フックを見せて組みついたナタウ。強引な仕掛けにもケイシーはスプロールできない。ハーフからパンチを入れ、マウントを取ったナタウが肩固めへ。ケイシーのブリッジにマウントに戻ったナタウが力の入れたパンチを連打する。顔を両手で覆って頭を振るしか反応できないケイシーを見てレフェリーが試合をと止めた。

PR
PR

関連記事

Movie