【RFC28】MMA2戦目に臨むイケメン・K=クォン・ミンソク<01>「K-1のお陰で気分良く戦えるように」
【写真】確かに男前のクォン・ミンソク。MMA2戦目でさらなる進化を見せることができるか (C)MMAPLANET
31日(日・現地時間)、韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC 28。同大会ではK-1 MAXやRISEに来日経験のあるクォン・ミンソクが中国のアラテン・ヘイリと対戦する。
キックでは現ROAD FCライト級王者のクォン・アソルに勝ち、打撃主体のファイターが多い韓国MMAにあっても、立ち技の戦績ではスバ抜けているクォン・ミンソクにMMA転向、そしてアラテン・ヘイリ戦への意気込みを訊いた。
──クォン・ミンソク選手はキックボクサー時代にオルチャン・Kという異名を持っていました。このニックネームの意味、由来を教えてもらえますか。
「初めてそのニックネームで呼ばれたのは高校1年の時です。そして日本で試合をすることになって、日本の方達から髪が長くて可愛いルックスしているねと言われました。その頃から”オルチャン=イケメン”というニックネームが出来ました」
──そんなイケメンのクォン・ミンソク選手ですがキックボクシングでの戦績、獲得タイトルを教えてください。
「キックボクシングでは40戦ほどして、韓国国内でフェザー、ライト、ジュニアウェルター、ウェルター級のチャンピオンになって、その後K-1に転向しました。K-1戦績は7戦4勝3敗でした」
──キックボクサー時代、日本でも試合をしていますね。
「2007年の10月にK-1のスーパーファイトでHIROYA選手と戦ったのですが、当時のK-1MAXは物凄い盛り上がりでした。それまでは小さい会場で試合をしていたのが、急に大きな会場で試合をすることになって、重圧感でかなり緊張してしまいました。ただそのお陰で、あれからはどの会場でも緊張せずに、気分良く試合が出来るようになりました」
──なぜ、キックからMMAに転向したのでしょうか。
「軍隊への入隊を機にキックボクシングを辞めたのですが、除隊後、アックジョンジムでキックボクシングのコーチとして働くことになりました。このことがMMAに関わるきっかけとなって、一度試合をしたくなったんです。それとMMAでは打撃がどのようなものになるのか、気になったこともきっかけです」
──MMA転向を決めるまでに組み技の練習をしたことはありましたか。
「本格的には無いです。する機会がありませんでした。アックジョンジムにはトップクラスの選手が多いですが、初心者が学んでいくようにレスリングや柔術を練習してきました」
──アックジョンジムはパク・チャンセ氏が監督を務めていますが、どのような指導を受けていますか。
「とても自由に練習させてくれます。指示したことだけをやれと強要するようなスタイルではないですね。選手に長所があれば、その長所をもっと伸ばすような技術を選手ごとに指導してくれます。
例えば自分のように打撃がベースとなっている選手には、MMAでより打撃が活かせるようにレスリング、柔術の技術を指教してくれます。そうですね、そして打撃のポテンシャルを最大限に引き出そうとしてくれます」
<この項、続く>
■ROAD FC28対戦カード
<ROAD FCミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]福田力(日本)
[挑戦者]チャ・ジョンファン(韓国)
<バンタム級/5分3R>
ムン・ジェフン(韓国)
根津優太(日本)
<バンタム級/5分3R>
クォン・ミンソク(韓国)
アラテン・ヘイリ(中国)
<女子アトム級/5分2R>
パク・ジョンウン(韓国)
リュウ・ジャオニ(中国)
<フェザー級/5分3R>
キム・ヒョンス(韓国)
チョ・ヒョンオク(韓国)