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【JBBJF】2度目のチーム選手権、エントリー一番乗りは──ねわざワールド品川女子チーム

2016.01.20

Newaza World Shinagawa【写真】ねわわ品川・女子チームと長谷川秀樹代表(C)HIROYUKI KATOU

昨年より日本ブラジリアン柔術連盟が公式大会として開催するようになった全日本チーム対抗柔術選手権大会の第2回大会が、31日(日)に東京都台東区・台東リバーサイドスポーツセンターで開催される。
Text by Hiroyuki Kato

3×2で先に2勝したチームの勝利。昨年度に続き、今年も日本トップグループの柔術家の一人アサダ・トシオ率いるIMPACT JAPANの黒帯チームが階級別&無差別に参戦する。そんな柔術団体戦、今回一番最初にエントリーしたのは、ねわざワールド品川だった。

女子白・青帯無差別級へいの一番にエントリーした、ねわざワールド品川は総合や寝技大会で活躍した長谷川秀樹が5年前に発足。常設道場ではなく、週3、4回ほど区営体育館や、レンタルスタジオなど利用して練習している。今回は品川区立総合体育館柔道場で行われた練習日にお邪魔したが、参加人数は50名を越えていた。

「休会者も合わせれば、会員は150名ほどいます。実際に来られている方は100名前後、月一回の方もいたり、年令層も高く30代後半から40代の初心者中心で60代の方もいます。練習強度は柔術ジムの中でもかなり弛めだと思います」とは長谷川代表の弁。

この日も見学者4名、体験入会者が3名。中には15年ぶりに運動するという方もいた。稽古料金は破格の1000円で他ジムの色帯も練習に参加しているが、スパーリングは強制ではない。テクニック確認や談笑している生徒も多く、練習というよりも柔術を通したコミュニケーションであると感じた。だからこそ、未経験者女性も集まりやすい。

「教えるのは柔術の基礎の基礎。なるべく誰でも出来るようなテクニックを教えています。だって、技が出来ないほうがストレスになるじゃないですか。正直、競技志向の選手は他の道場に行った方が良いと思います。ウチではまず柔術の楽しさを知ってほしい。ねわわ品川が、友達作りの場でも、男女の出会いの場でも良いと思っています。格闘技ジムながらこんな事を言うのも変ですけどね……(苦笑)」

試合に出る選手は、ジムでの一割程度。今回の対抗戦にも長谷川は「まさか出るとは思っていませんでした」と頭を掻きながら笑う。試合が迫っていたが、女子チームに長谷川は特別な指導をする事もない。「こういうジムなので、最低限のルール覚えて、計量だけはしっかり。僕自身としては楽しく、怪我がなく、終えれば良いと思っています。多くの生徒さん達は仕事があるので、本業に支障がない程度にやって頂けたら」とのこと。

もちろん、女子チームの選手たちはエントリーしたからには、負ける気持ちはない。ただそれぞれ「楽しみたい」という言葉を口にしたのが印象的だった。柔術の楽しさを、仲間と共有しながら戦う。JBJJF「全日本チーム対抗柔術選手権大会」、最終締め切りは22日に迫っている。

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