【PXC51】攻め続けてフルマークの判定勝ち。小金翔が「アイ・ラブ・フィリピン」
<フェザー級/5分3R>
小金翔(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ウェズレイ・マチャド(ブラジル)
パンチから距離を詰めて首相撲+ヒザ蹴りを繰り出した小金。離れてからも左右の前蹴りを放っていく。低いガードからロングフックとアッパーを見せたマチャド、これをしっかりとかわした小金が組んで小外刈りからテイクダウン。すぐにマチャドが立ち上がるも、小金は払い腰で投げトップを取る。足を畳んで鉄槌を落とした小金に対し、マチャドはアンクルロックを狙う。
構わずパンチを落とす小金。マチャドは足関を諦めて起き上がるとする。ここで小金はバックに飛び乗る。ヘッドロックの要領で頭を抱えてきたマチャドに対し、小金はワンフックからロールしレッグドラッグでトップを取り切る。マチャドは三角絞めも小金は頭を抜いて足首をコントロールしパンチを落とす。マチャドはここでも足関節を狙うが小金は右のパウンドを連打する。小金は引き続き足を払ってパンチを入れると、マチャドは強引な三角クラッチへ。マチャドの体を小金が跨いでディフェンスしたところで初回が終わった。
1Rを取った小金は2Rに入っても、小金は前蹴りを放って左ジャブにつなげ冷静に間合いを見切る。右を入れて飛びヒザも繰り出した小金、ガードの低いマチャドに左ジャブを入れるも自らもパンチを被弾する。組んだ小金はエルボーを警戒しつつ、そのまま腕を巻き込んでグラウンドへ。立ち上がり際にバックに回られそうになったものの落ち着いて胸を合わせて離れた小金はシングルレッグでテイクダウン。
小金はインサイド・ガードからエルボーからパンチを落とす。ここでレフェリーが不可解なブレイクを命じる。スタンドに戻った小金はテイクダウン狙いも体を入れ替えられる。キムラロックの体制になった小金はマチャドのRNCを防いで、引き込んでキムラアームロックへ。そのまま起き上がって腕を極めると、マチャドは一瞬タップしたように見えたが……。直後にタイムアップとなった。
最終回、小金はパンチを見せてすぐに組みへ。ケージ際の組み合いが続き、しっかりと時間を稼ぐ。ヒザをボディに突き上げた小金はシングルレッグへ。さらに逆の足を狙い、最終的にダブルレッグでテイクダウンを成功させる。マチャドはギロチンで抱えるが、小金は頭を脱いでトップを奪取。四の字フックでガードを取るマチャドは小金の頭を引きよせようとするも、振り払われパンチを被弾する。
残り90秒、小金はしっかりとトップをキープし細かいパンチを落とし続ける。さらにエルボーにつなげた小金だったが、レフェリーは残り30秒でブレイク。マチャドはダブルレッグからバックへ。小金はキムラアームロックの態勢で背中をつけたところでタイムアップとなった。
極めきれなかったが、危なげなく戦った小金がフルマークの判定勝ちを収めた。「アイ・ラブ・フィリピン。またPXCで戦いたい」と小金はケージのなかで語った。