【UFC FOX17】アリスター・オーフレイムが左フックで元世界王者ドスサントスをKO
【写真】手数は少なかったが、戦略的に戦えるようになったアリスター。ジャクソン&ウィンクルジョン効果であることは間違いない(C)UFC JAPAN PR
<ヘビー級/5分3R>
アリスター・オーフレイム(オランダ/9位)
Def.2R4分43秒by TKO
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル/2位)
サウスポーに構えたアリスター。左の蹴りのフェイクを入れながら距離を取る。シガノも右の拳を見せて威嚇。ここか左ローを入れると左に回るアリスターも、左の拳を動かすフェイントを見せる。シガノは右ストレートを伸ばし前に出ると、距離を取ったアリスターが左ミドルを繰り出す。同時に右ローを放っていたシガノが、ガードの上から右ハイを蹴り込む。アリスターは左ローを返し、左ストレートは空振りに。アリスターの左ヒザにもシガノは右を合わせていこうとする。
アリスターの左フックを受けたシガノの顔つきが変わる。それでもアリスターの手数は増えず、残り10秒で左ミドルを見せただけだった。
2R開始早々、シガノの左ローが急所に入り試合が中断する。再開後、オーソに戻したアリスターが右ローを蹴り込む。サウスポー中心のスイッチヒッターとなったアリスターはミドルやサイドと蹴り中心で組み立てていく。左ミドルを受けつつ、右を返したシガノ。続く後ろ回し蹴りは空振りに。アリスターの左フックにシガノは右を合わせていく。接近戦で右ヒザを突き上げたシガノに対し、アリスターは右ロー2発。さらに左ローを入れ離れる。踏み込んで右を繰り出すシガノだが、ローを受けるシーンが目立ってくる。と残り70秒でアリスターの左がヒットし、シガノはこの一発で右目尻をカットする。
シガノは右オーバーハンドからボディにワンツー、離れた直後にアリスターの左フックがシガノの顔面を捉えダウンを奪う。起き上がろうとしたところに鉄槌を2つ入れたアリスター、レフェリーがストップを掛け試合は決した。
「ジュニオールはとても危険な相手。だから、まずは爆弾を貰わない作戦だった。彼は危険だけど、試合中にリズムを掴み攻め手を見つけた」とアリスターは語った。