【Awards】あの涙が蘇る? 2013年上半期ベストバウト#09-#05
【写真】ベストバウト第5位は水垣偉弥がブライアン・キャラウェイを下した日本大会の一戦。泣き虫キャラも定着した。
MMAPLANETのviewerの皆さん、紋きり口調となりますが、2013年も早いもので最初の6カ月が過ぎました。この半年間、MMAPLANETでは北南米、アジアの43イベント=343試合のレポートを行ってきました。
そこで2013年上半期MMAPLANET Awardsを発表したいと思います。2012年までMMAPLANETではUFC、UFC以外、アジアのイベントを別けて、アワードを発表してきましたが、今回より地域、プロモーションのカテゴライズをなくし、MMAPLANETで掲載してきた全ての試合レポートから、【Best Fight】、【Best KO】、【Best Submission】、【New Talent】、【MVP】、【Best Event】の6部門、1位~10位を発表させていただきます。
まずはベストファイト、第5位から第9位(※同率)の発表となります。
Photo by MMAPLANET & GONGKAKUTOGI
【ベストファイト第5位】
3月3日@UFC JAPAN
<バンタム級/5分3R>
水垣偉弥×ブライアン・キャラウェイ
2Rに右ストレートを受けダウン、そのままギロチンに捉えられた時は誰もが敗北を覚悟した。何とか首を引抜き、マウントやバックマウントからのチョークも凌いだ水垣は、3Rに怒涛の反撃。判定勝ちのコールを受け、号泣した姿は日本大会のハイライトの一つだ。
【ベストファイト第6位】
2月23日@UFC 157
<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
ロンダ・ラウジー×リズ・カモーシェ
ストライクフォース同級チャンピオンからUFC初の女子世界王者に認定されたロンダが、UFCにとって初の女子戦でメインに登場した。序盤、スタンドのRNCに苦しめされたロンダだが、最後は1R残り11秒で腕十字を極め、女子MMAにとって満点のスタートを切った。
【ベストファイト第7位】
2月16日@UFC Fuel07
<UFC暫定世界バンタム級選手権試合/5分5R>
ヘナン・ベラォン×マイケル・マクドナルド
間合いをコントロールした打撃と、テイクダウン防御でポイントメイク+削るという印象が強かった暫定世界王者が、ノヴァウニオンの黒帯柔術家らしく、寝技で強さを発揮した。若い挑戦者マクドナルドの反応の先を行く攻撃、最後は圧巻の肩固めでタップを奪った。
【ベストファイト同率7位】
4月13日@RFC11
<RFCライト級王座決定戦/5分3R+Ex>
ナム・ウィチョル×久米鷹介
初回は攻勢だった久米だが、ナム・ウィチョルの際の強さ、一発のテイクダウンに苦戦。下になるたびに上を取り返す、スクランブルの攻防が続き、試合は延長ラウンドへ。先手を取り好印象を残したナム・ウィチョルがベルトを巻いた。10月にも再戦という噂があるが、果たして……。
【ベストファイト第9位】
4月20日@UFC FOX 07
<ライト級/5分3R>
ジョシュ・トムソン×ネイト・ディアス
ストライクフォースを愛してやまなかったジョシュ・トムソンが、地元サンノゼ、聖地hpパビリオンでネイト・ディアスとベイエリア対決。スイッチを駆使し、距離をコントロールすると近距離で、見事な右ハイキックでダウンを奪う、追撃のパウンドで勝負を決めた。
【ベストファイト同率9位】
5月18日@PXC37
<PXCバンタム級王座決定戦/5分5R>
田中路教×クリサント・ピットピットンゲ
打撃一辺倒と予想されたフィリピンの新鋭=ピットピットンゲが、田中のテイクダウンを切って、バックからRNCを狙うという意外な立ち上がりに。それでも打撃のプレッシャーをすかして、テイクダウンからトップを獲り続けた田中が、意義ある5Rを戦い抜き、ベルトを巻いた。
(Best Fight部門、続きはコチラ)