【Jungle Fight54】打撃は荒いが、極めはスッキリとボンバ快勝
【写真】打撃は荒いが、ダメージを与えてからフィニッシュという組み技は巧かったボンバ (C) FERNANDO AZEVEDO
<ウェルター級/5分3R>
ギルエルミ・ボンバ(ブラジル)
Def.2R2分20秒byリアネイキドチョーク
エリゼウ・カポエラ(ブラジル)
チチ柔術のボンバことギルエルミ・バスコンセロスと、カポエラことエリゼウ・サレスキー・ドスサントスの対戦。左ローを伸ばすカポエラ、ボンバは左から右を打ち込みシングルレッグへ。そのままバックに回ってテイクダウンを奪うと、片ヒザをついたカポエラの顔面に後方からパンチを入れ、脇腹にヒザを突き刺していく。防戦一方のカポエラだが、ボンバが再び足をとってボディロックからテイクダウンを狙うと、離れて距離を取りなおす。
アッパーを放つカポエラ、ボンバは距離を取るが前蹴りを受ける。カポエラの大振りの右フックを受けるボンバは、ケージ際でフックの連打を受け、懸命に距離を取る。右アッパーから左フックを入れたボンバ、続くダブルレッグを失敗し、右を被弾する。粗い打撃戦は勝負がどちらに転ぶか予想がつかない。カポエラは右ロングフックを2発ヒットさせ、ボンバのテイクダウン狙いを再び切る。体を入れ替えて、ボンバをケージに押し込んだカポエラは離れ際の右を空振りするが、右フックから左ストレートを伸ばす。残り10秒、前に出てきて組もうとするボンバにアッパーを入れるも、カポエラはそのままテイクダウンされ初回が終わった。
2R、カポエラがまず左アウトローを入れると、振りの大きい右フックを初回同様、多用する。前に出てボディからフックの連打、振りの大きな右でボンバを追い込むカポエラ。ほとんど棒立ちになったボンバもフックを返して、距離を取る。下がるボンバを追うカポエラは、テイクダウンを切って前蹴りへ。しかし、攻め疲れか一気に動きが悪くなると、ボンバの前蹴りで後方に崩れ、シングルレッグからバックを譲る。そのまま両足をフックしたボンバがRNCへ、手首を掴んで防御するカポエラだが、すぐに勝負を諦めてタップ。ボンバがキャリア3勝目(1敗)を挙げた。