【UFN80】ヴァンザント、8度テイクダウンを奪われナマジュナスに何もできず。最後はRNCでタップ
<女子ストロー級/5分3R>
ローズ・ナマジュナス(米国/3位)
Def.5R2分25秒by RNC
ペイジ・ヴァンザント(米国/7位)
ヴァンザントの右ローに右ストレートを伸ばしたナマジュナス。続く左ミドルにもワンツーを合わせようとする。前に出たナマジュナスは、ヴァンザントの首相撲にもボディロックからテイクダウンを決め、パウンドを落とす。蹴り上げを払ってパスしたナマジュナスは、上四方からニーインベリーに移行し思い切りパウンド&エルボーを落とす。
そのままパウンドを受けながら後方回転からスタンドに戻ったヴァンザントにナマジュナスが右ストレートをヒットする。さらにローに右を入れたナマジュナスは、左ジャブもヒットさせヴァンザントの首投げを潰してバックに回る。抱えられている頭を抜いたナマジュナスはバックマウントからパンチ、RNCへ。手首を掴んで防いだヴァンザントがスタンドに戻るが、すぐにテイクダウンを奪われる。顔面を真っ赤に染めたヴァンザントに左のパンチを入れたナマジュナスは、パス狙いからハーフへ。左右のパウンドを見舞って圧倒的な初回を戦い終えた。
2R、前進してきたヴァンザントに右ストレートを打ち込んだナマジュナスが組みにいくとヴァンザントは首投げから小手投げを狙うが、ナマジュナスがここでも後方にテイクダウン。マウントからバックマウントに入り、ヴァンザントのヒップエスケープをサイドを取って封じ込める。足を戻したヴァンザントはナマジュナスの左腕を巻き込んで立ち上がる。ナマジュナスはボディロック、首投げは腹ばいで受けバックに回りつつトップを取る。パウンドに背中を向けたヴァンザントは厳しい展開が続く。
立ち上がって離れたナマジュナスが組みつくと、ついにヴァンザントは引き込んでしまう。残り30秒、ハーフからパンチを入れ、トップをキープしたナマジュナスがこのラウンドも取った。
3R開始早々ヴァンザントが組みに行ったが、ここでもテイクダウンを奪ったのはナマジュナス。足を一本抜いたナマジュナスは、ヴァン安堵のシングルレッグにも、体を跨いでスタンドに戻る。ヴァンザントはヒア蹴りから前に出てパンチを振るうが、スピニングバックフィストを狙いバックを取られる。ここは自ら離れたナマジュナスは、右オーバーハンドを打ち込む。さらに右ハイから右ストレートを入れたナマジュナスは首相撲を潰してケージにヴァンザントを押し込みテイクダウン。流血で凄惨に映る試合はナマジュナスがバックから右ワキをすくい、立ち上がったヴァンアントのバックに飛びつく。後方にスラムしたヴァンザントだが、ナマジュナスはRNCを外さない。ここもサバイブしたヴァンザントだが、いよいよ追い込まれ4Rを迎える。
6度目のテイクダウンを4R開始直後に決めたナマジュナスは、ヴァンザントのディープハーフも潰してトップを維持。足を払ってパンチを入れ、キムラクラッチから頭を跨いで腕十字へ。右腕が伸びたヴァンザントは腹ばいになってヒジを抜くも、続くシングルレッグを潰されパンチを被弾してバックを譲る。パンチから絞めを狙うナマジュナスは、足のフックがなかったためヴァンザントが立ち上がる。ここも余裕のテイクダウン狙いのナマジュナスは、前転してエスケープを図ったヴァンザントからマウントを奪取すると、後方に背中をつけて再び腕十字へ。
ヒジが逆に曲がりながら起き上がったヴァンザントがトップを取ろうとすると、オモプラッタからバックに回ったナマジュナスが再び両足をフックしRNC狙いへ。ナマジュナス足を払われると、流れるようにトランジッションを続けバックキープからスタンドへ。胸を合わせたヴァンサンドのバックに回るナマジュナスは後方からヒザ蹴り、離れて右前蹴り、最後もボディロックでテイクダウンした。
最終回、左ミドルをキャッチしたナマジュナスが後方にテイクダウン。足を畳んでパスを狙い、サイドから抑え込む。肩固めを狙いつつ、足を戻されてもすぐにハーフからパンチを入れるナマジュナスがマウントへ。ヴァンザントが体を反転させ、立ちあろうとしたところでついにパームトゥパーム・チョークの要領で極めてタップを奪った。
「何て言って良いのか、最高の気分。自分のやるべきことを続けるわ」とヴァンザントに圧勝したナマジュナスは語った。