【UFN80】セオドロが蹴り過ぎてスタミナロス? マヘタに敗れ12戦目のキャリア初黒星喫す
<ミドル級/5分3R>
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)
Def,3-0:29-27.29-27.29-28
アライアス・セオドロ(カナダ)
TUF NATIONSミドル級ウィナーのセオドロが左フックから右ミドルを伸ばす。前蹴り&右ハイ2発、踏み込んでまた右ハイを連発するセオドア。距離を取るマヘタに左ミドル、右前蹴りを続ける。マヘタは左ローを入れると、セオドアの蹴りにはしっかりと距離をとって再び右ローを蹴り込む。ケージを蹴ってキックを見せ、構えを変えるセオドロは二段蹴りを繰り出す。構わず左ローを見せたマヘタ、セオドロはスーパーマンパンチからミドル、二段蹴り、右ミドルを2発とオリジナリティあふれる試合を見せる。
マヘタの手をマットにつけた蹴りを防ぎ、右ミドルを2発入れたセオドロが右ハイ。マヘタも後ろ回し蹴りを狙う。前蹴りでマヘタに尻餅を着かせたセオドロは右ミドル&左ハイ、残り30秒で組み付くもテイクダウンは奪えなかった。
2R、ミドルとローが交錯し組み合いからマヘタの左エルボーがヒット。ダブルレッグに出たセオドロがテイクダウンに成功する。ケージ際まで移動したマヘタが立ち上がると、シングルレッグを仕掛けるセオドロにエルボーを連打する。セオドロは胸を合わせにいくが、ここもヒザ蹴りをボディに就き刺され、ハイクロッチに移行する。残り2分でレフェリーがブレイクを命じ離れた両者、セオドロが再び組みに行くと、マヘタはボディへのショート、エルボーを頭部に入れる。
ケージに押し込みながら、細かい打撃をもらうセオドロは、離れたマヘタのシングルにギロチンを仕掛けるも、テイクダウンを奪われる。スクランブルから逆にシングルで尻餅を着かせたセオドロ、微妙なラウンドだがマヘタが取り返したか。
3R開始早々組み付いたセオドロ、1Rとはまるで攻め手を変えてポイントメイクを狙う。1分20秒を経てレフェリーがブレイク。マヘタはヒザ蹴りから左フックを入れると、セオドロがまたも組みついてドライブへ。早々にレフェリーがブレイクを掛け、セオドロの右目の上がカットし大きく流血している。ドクターはチラ見した程度で試合の再開を認める。
セオドロのテイクダウン狙いをスプロールしたマヘタは首相撲からヒザ蹴り、さら左ミドルをボディに入れる。徹底して組みつくセオドロは、ボディをヒザに連続で受けていよいよ動きが止まってしまう。左ミドルでついに後退したセオドロに対し、前蹴りから左ミドルをマヘタが見舞う。懸命に組み付いたセオドロだったがタイムアップを迎え、0‐3の判定で敗れ、キャリア12戦目の初黒星を喫した。