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【UFC259】蹴り合い、蹴り返しが多かった対戦。アレクサンドル・ラキッチがマヘタに判定勝ち──茶帯に

<ライトヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ラキッチ(オーストリア)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
チアゴ・マヘタ(ブラジル)

マヘタの右ローをかわしたラキッチ、自らの右ローもかわされる。スイッチするマヘタは右前足を蹴られる。蹴りが多い両者、マヘタは左ミドル、ラキッチが右ハイを蹴る。右ローを蹴られたマヘタが、左フックを振るう。ラキッチは右インサイドローを入れ、互角の展開が続く。構えを変えても、外と内側から前足を蹴られるマヘタは、右のフェイクからのハイをかわして間合を取り直す。マヘタの左ミドルに、ラキッチが右を合わせる。終盤には左ミドルを入れ、跳びヒザをかわしたラキッチが初回を取ったか。

2R、ローを蹴り合う両者、マヘタはテイクダウンのフェイクを見せる。左ボディを入れたマヘタ、上下の動きが大きいラキッチに蹴りの素振りを見せる。ワンツーで前に出たマヘタは、組まれケージに押し込まれる。ヒザで顔面を狙ったマヘタは、腹にニーを入れて離れる。マヘタは空振りも多いが、手数が勝るというなかでラキッチがカウンターの左を入れ、右につなげる。最後に跳びヒザをラキッチが繰り出したが、基本動きの少ない試合となった。

最終回、左ハイを繰り出したラキッチが、右ローを入れる。マヘタは左ローを返し、組んでいくがここもケージに押し込まれる。離れてからはローの蹴り返しという初回から続く流れのなかで、ミドルを効かされたか、フェイクに反応するマヘタも左ミドルを蹴る。ハイをブロックしたラキッチがダブルレッグへ。ケージに押し込んでシングルに出たラキッチだが、エルボーを頭部に被弾する。頭を上げてクリンチ合戦になると、試合は残り1分を切る。ラキッチは肩パンチ、離れてワンツー&ハイもクリーンヒットはない。

互いにリスクをおかす攻撃はないままタイムアップに。結果は3-0でラキッチが勝利しブラジリアン柔術の茶帯を巻かれた。


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