【Bellator147】余裕のトムソン、イヤセカをパウンドで沈めマイケル・チャンドラー戦をアピール
<ライト級/5分3R>
ジョシュ・トムソン(米国)
Def.2R3分59秒by TKO
パウロ・イヤセカ(チリ)
左右のフックを振るうイヤセカに対し、トムソンは右ミドルから組んで早々にテイクダウンに成功する。イヤセカはクローズドガードを取るが、トムソンは立ち上がって左右のパウンドを落としていく。リバーサルに成功したイヤセカ、トムソンは誘い込むようにガードから三角絞め、そしてアームロックへ。オモプラッタに移行すると、イヤセカが腕を引き抜いて立ち上がる。
スタンドに戻ったトムソンはヒザを入れ、直後に組みついたイヤセカは離れて右ローを蹴り込む。トムソンは左ジャブから右ハイキックも空振りに。このまま距離を詰めて首相撲の態勢に入ったトムソンだったが、ボディロックからテイクダウンを奪われる。スクランブルのなかでバックを譲ったトムソンは後方にテイクダウンされそうになり、金網を掴もうとする一幕も。胸を合わせたトムソンだが、ヒザ蹴りを急所に受け試合が中断。再開後、イヤセカは右ストレートを伸ばす。続くローをキャッチしたトムソンは、逆の足を払ってテイクダウン。余裕を持ち過ぎ、付け入る隙を与えたようなトムソンの初回だった。
2R、パンチの応酬で引いたイヤセカを首相撲で捉えたトムソン。イヤセカがヒザを貰わずボディロック、ダブルに移行してトムソンをケージに押し込む。がぶったトムソンはクレイドルでトップをしっかりと奪うと、ハーフの状態でパンチを落とす。続いてエルボーを入れるトムソンは肩固めを仕掛ける。サイドになりマウントを取ったトムソンだが、肩固めが極まるサイドへ体を滑らすことができずガードに戻される。
ならばと左右のパンチに転じたトムソンは、強烈な勢いで拳を叩きつけていく。右のパウンドの連打で頭が揺れるイヤセカだがレフェリーは試合を止めない。トムソンは一旦パンチを止め、息を整えると無酸素パウンドの連打に。ここでレフェリーがストップをかけ、トムソンのTKO勝ちが決まった。
「この街で負けるわけにはいかないんだ。アイ・ラブ・サンノゼ。次? 申し訳ないけど世界戦よりもファンが望んでいるマイケル・チャンドラーと戦いたい」とトムソンは意外な次戦の要望をアピールした。