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【WSOF03】ヴォルクマン、立ちレス&バック制し判定勝ち

2013.06.15

Volkman vs Beerbohm

【写真】まるでサブミッション・カレッジ・ケージ・レスリングというべき力のこもった組み技の攻防を制したのはヴォルクマンだった(C)GONGKAKUTOGI

<ライト級/5分3R>
ジェイコブ・ヴォルクマン(米国)
Def.3-0:30-27,30-27,29-28
ライル・ビアーボーム(米国)

UFCリリース後、WSOFを選択したヴォルクマンに対し、右ハイを2発見せるビアーボーム。組みついたヴォルクマンがボディにヒザを突き上げていく。そのままケージにビアーボームを押し込んだヴォルクマンが、体を入れ替えられダブルレッグを仕掛けられると、ギロチンを狙う。首を引抜いたビアーボームはシングルから抱え上げようとするが、ヴォルクマンがスプロールし、ケージを背に耐えきる。レスリング流エビ固めからバックに回ったヴォルクマン。

ビアーボームも立ち上ろうとするが、寝技に移行しハーフバックからリアネイキドチョークへ。ねちっこい展開が得意なビアーボームは肩にヴォルクマンを乗せるように前方に落すと、スクランブルの展開からスタンドへ戻る。ダブルレッグでケージにヴォルクマンを押し込んだビアーボームだが、ここでレフェリーはブレイクを命じる。しかし、試合は打撃戦にはならず頭をヴォルクマンの胸につけたような形で、ビアーボームが前に出て組みついてく。そのままケージにヴォルクマンを押し込んだところで初回が終了した。

2R、ビアーボームが組みついてヴォルクマンをケージに押し込む。ヴォルクマンはギロチンの態勢に。上腕を押して首を抜いたビアーボームはダブルレッグから、フィッシャーマンキャリーを狙うも、腰を引いたヴォルクマンが立ち上って距離を取る。右を伸ばしながら、再び組みついたビアーボームは両ワキを差してヒザを突き上げる。ビアーボームの左手を掴んで、脇を差し返したヴォルクマンがスタンディング・ギロチンへ。

体重を掛けてかがむが、またも首を引抜かれて、ケージ際でヒザ蹴りの応酬が始まる。残り1分を切ったところで、ブレイクが掛かる。逆にテイクダウンを仕掛けたヴォルクマンだったが、ここでもビアーボームの押し込みが続く。ヒザをボディに突き上げ合う両者、残り15秒で離れるも打撃のクリーンヒットはなく、またもビアーボームが組みついたところでタイムアップに。

最終回、右を振るうビアーボームはヴォルクマンのテイクダウン狙いを切っていくが、2度目のシングルレッグで尻餅をつき、バックに回られる。暴れるビアーボームの動きに合わせて背中につき続けるヴォルクマンが、ついに四の字フックでバックマウントへ。リアネイキドチョークを仕掛けるヴォルクマンに対し、アゴを引き、目の前の腕を押し上げてディフェンスするビアーボーム。ヴォルクマンのバックマウントを取った状態が続き、残り試合時間は90秒。

リアネイキドチョークの形にはなるが、腕を喉の下に滑り込ませることができないヴォルクマンのポジションキープが続く。ケージを蹴って態勢を変えようとするビアーボームだったが、体が伸びてしまい執拗なリアネイキドチョークが待っている。そのままタイムアップを迎えた一戦は、3-0でヴォルクマンの判定勝ちが告げられた。

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