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【UFN77】次回に期待──的な試合でアンドレージが、ウマラトフを下す

<ウェルター級/5分3R>
ヴィスカルディ・アンドレージ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ガサン・ウマラトフ(ロシア)

慎重な立ち上がりの両者、3度のほどのコンタクトで2分が経過する。ウマラトフがケージを背負ってアンドレージはそれ以上詰めない。距離が近づくと、互いにパンチを出して離れる展開が多い。アンドレージの左ローに、ウマラトフが右を合わせる。終盤アンドレージがエルボーとヒザを入れ、ラウンドを取ったか。

2R、ウマラトフがやや距離を詰め気味になるも、粗いアンドレージのコンビネーションに真っ直ぐ下がり、単調な試合が続く。そんななかアンドレージは左ミドルなど、単発で打撃で入れ、ウマラトフの攻撃には距離を取る。接近戦でワンツーを放ったアンドレージ、ウマラトフの前進にケージを背にするが、ヒザ蹴りを入れる。左ハイを見せるなど、リズムを掴んできたアンドレージが右カウンターから組んでヒザ蹴りで攻撃を纏め、このラウンドもモノにした。

最終回、序盤から左ジャブ&右オーバーハンドを見せたアンドレージに対し、ウマラトフは後ろ回し蹴りを顔面に蹴り込む。ここで詰め切れないウマラトフに、アンドレージがヒザ蹴りをボディに入れ、エルボーを顔面に放っていく。ウマラトフが組もうとするとボディへのヒザ、離れると左ジャブとアンドレージのペースで試合は進む。ウマラトフも右アッパー、左アッパーを打ち込むシーンも見られるが、如何せん追い足がなく疲れて動きが減ったアンドレージを捉えきることができない。

回り続けるアンドレージに対し、残り15秒で右フックを入れたウマラトフ。引き込んだアンドレージに、ウマラトフは側転パスや手をついて回し蹴りを寝技で繰り出すというユニークは攻撃を見せたが、0‐3で盛り上がりに欠ける一戦で判定負けとなった。

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