【UFN77】左パンチのニコロウが、テコンドーのコヘアからギロチンで首折タップ奪う
<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコロウ(ブラジル)
Def.2R3分27秒by ギロチンチョーク
ブルーノ・コヘア(ブラジル)
ローの蹴り合いで間合いを測る両者。コヘアの前進にニコロウが左フックを振るっていく。さらにワンツーを入れたニコロウが、左ストレートから右ローを入れてまずはリズムを掴んだか。引き続き左を伸ばし、ローを入れるニコロウ。ラウンドの折り返し地点で左フックを入れてダウンを奪ったニコロウがコヘアを立たせずパウンドを落とす。足首を掴まれたコヘアが体を捻って立ち上がるが、ダブルレッグで尻餅をつかされる。コヘアのスイッチからスタンドに戻った両者。そのコヘアの後ろ回し蹴りをキャッチしたニコロウがテイクダウンに成功し、ラウンドが終わった。
2R、コヘアはカカト落としを見せるなど、間合いを掴むために工夫するも右ローをキャッチされ簡単にテイクダウンを奪われる。さらにはヒザをマットに着けたニコロウを蹴り上げるという反則を犯してしまう。再開後、試合がスタンドに戻るとニコロウは左のロングフックから前に出る。コヘアの前進をワンツーで止めたニコロウ。ここでコヘアのテコンドー流のジャンピング・スピニング・バックキックがヒットし、ニコロウがダウン。パウンド狙いのコヘアにニコロウが腕十字も、これは塞がれてガードを強いられる。このままコヘアがトップをキープし、2Rを取った。
最終回、左を振るニコロウ。コヘアはスイッチから左ミドルを入れる。左パンチとテコンドーの主導権争い──と思いや、コヘアの飛びヒザにニコロウが右を合わせてダウンを奪う。即マウントに入ったニコロウがエルボーを落とす。腰を押してヒールフックを掛けつつ立ち上がろうとしたコヘアをニコロウが潰す。左目尻をカットし流血に見舞われたコヘアの顔面に引き続きエルボーが落とされる。コヘアが右ワキを差してくると、ハーフのニコロウがアームイン・ギロチンのような形でネックロックに捉えると、コヘアがタップ。互いが持ち味を発揮した一戦で、しっかりと一本勝ちを収めた。