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【UFC160】僅差判定でストーリー破ったパイルが4連勝達成

<ウェルター級/5分3R>
マイク・パイル(米国)
Def.2-1:29-28, 28-29, 29-28
リック・ストーリー(米国)

サウスポーのストーリーに対し、パイルは右ミドルから右ヒザを見せるも、組みつかれすぐにテイクダウンを奪われてしまう。クローズドガードのパイルが、ハイガートから関節を狙うが、胸を張ったストーリーが防御する。体を起こしてパウンドを落すストーリーに対し、パイルはシザースから腕十字へ。

腕を引抜いたストーリーがサイドに回るが、パイルはすぐに足を戻す。背中を預けて立ち上がったパイルに対し、ストーリーはボディを連打する。左ストレートを伸ばし、近距離ではボディを連打するストーリー。距離ができ、右ボディストレートから左ストレートを打ち込むと、パイルが真後ろにダウンする。

ストップされもおかしくない状況のなか、パウンドを受けながらガードに戻したパイル。ストーリーは初回ということもあり、最後はスタミナを気にしたように手数を控えていたように映った。

2Rに入っても右ボディストレートが生きるストーリー、さらに左を伸ばし組みつくが、ここでパイルのヒザを受ける。構わずテイクダウンにいくも、パイルはキムラアームロックへ。懸命に右腕を伸ばすストーリー、ヒジを畳んでいくパイルだが、ヒザの下に右腕を持っていったストーリーが危機を脱する。

巧みなガードワークでストーリーの動きを封じるパイルだが、下になった状況から抜け出すことはできない。そのまま珍しくブレイクも掛からず、2Rが終了した。最終回、パイルが右をヒット、ヒザ狙いにテイクダウンを合せようとしたストーリーだが、両者疲れが目立つ。

パイルは前蹴りを続けると、ストーリーも左を返すが序盤のようなスピードはない。パイルの右エルボーで、やや動きが鈍ったストーリーが後退する。ヒザ蹴りを掴みケージにパイルを押し込むストーリーだが、エルボーを受けてここも自ら距離を取る。ボディも力強さはなく、シングルレッグからバックに回ったストーリーだが動きは少ない。残り90秒を切り、腕を剥がしたパイルがボディにヒザを突き上げる。

距離をとってなお、パンチで攻勢のパイルだったが、残り45秒でテイクダウンを許してしまう。しかし、パイルは腕十字からバックへ、顔面&頭部にパンチを落す。最後の腕十字は失敗したパイルだが、3Rは終始ストーリーを圧倒した。

初回は10-8がついてもおかしくない内容でストーリー、2Rは極め切れなかったがタイトだったパイルのキムラアームロックとストーリーのテイクダウンのどちらをジャッジが支持するか。最終回は完全にパイルが優勢だったが、果たして裁定はマイク・パイルがスプリットを制し、4連勝を達成した。

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