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【WSOF24】フリロウを寄せ付けず、回転系打撃&TDでビブラトフが初代フライ級チャンピオンに

<WSOF世界フライ級王座決定戦/5分5R>
マゴメド・ビブラトフ(ロシア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ドナヴォン・フリロウ(米国)

飛び込んで左ミドルを見せるフリロウ。ハイを返すビブラトフは、スピニングバックキックも。フリロウはワンツーから左ミドル、ビブラトフは回転バックヒジなど回転系の技を駆使する。右前蹴り、サイドキックと蹴りで距離を取ったビブラトフがフリロフの突進を受け止めて大腰で投げ捨てる。スタンドに戻ってスピニングバックフィストでバランスを崩したが、直後にニータップでテイクダウンを奪う。ここも寝技に拘らないビブラトフがフリロウをリリースしてスタンドへ。フリロウはスイッチして戦うも、見る場面が増えてきた。ハイからテイクダウンという動きをかわされたフリロウに対し、右フックから右ミドル、最後はサイドにつなげたビブラトフが初回を取った。

2R、フリロウの前進に組んでダブルレッグを決めたビブラトフ。すぐにスクランブルから立ち上がったフリロウをケージに押し込む。首相撲からヒザを入れたビブラトフが距離を取り直すと、右ストレート。フック系のパンチを振り回すフリロウにスピニングバックキックを再び繰り出す。ビブラトフが明らかにプレッシャーを強める中、フリロウはテンカオも逆に右ボディフックを被弾する。フリロウは右ローを入れると、ビブラトフが直後にワンツーからスリーを入れる。さらに右ストレートをヒットさせたビブラトフだが、終盤にフリロウも左ミドルから右ストレート、さらに左ハイが顔面を掠めた。

3R、振りの大きなフリロウにビブラトフが左フックを入れる。姿勢を乱したフリロウに左サイドキックからワンツーを伸ばすビブラトフだが、当たりは浅い。ならばとフックにダブルレッグを合わせたビブラトフがテイクダウンに成功する。スクランブルの中で大きくスラムを決めたビブラトフがバックに回り込む。前方に落とされたビブラトフに対し、フリロウは立ち上がり際に右フックを狙うが空振りに。

ビブラトフが引き続き、右フックに左ミドルを合わせるなど試合を支配する。フリロウはショートのワンツーを入れ、左ロー。これが急所に入り試合が一時中断。再開後、組んで大きくテイクダウンをビブラトフが決め、ポイントは一方的になってきた。

4R、いよいよパンチが大きくなったフリロウ。ビブラトフは組みの展開で払い腰を狙うが、これは決まらない。フリロウはワンツーから飛びヒザも、着地したところでダブルレッグによってテイクダウンを許す。バックは取り切れなかったビブラトフは、ケージ際で右エルボーを入れ、スピニングバックキックを放って離れる。直後にテイクダウンを決めたビブラトフは、フリロウのギロチンを防ぎ、バックへ。フリロウが胸を合わせに行くと、離れたビブラトフがスピニングバックフィスト。やや疲れが見えるビブラトフがワンツーからサイドキックを繰り出すもスピードが落ちたか。

最終回、ワンツーで突進するフリロウにダブルレッグを決めたビブラトフは、サイドに回ろうとしてフリロウのギロチンを無力化させる。バックはここでも乗り過ぎだが、腕十字に移行する。腕を抜いたフリロウがトップを取る。右エルボーを落としたフリロウに対し、ビブラトフが思い切り腰を切って腕十字へ。これも凌いだフリロウはスタンドに戻るも、ビブラトフの組みに押し切られ、最後もケージに背を付けた状態でタイムアップを迎えた。

結果、フルマークで判定勝ちを決めたビブラトフが初代WSOF世界フライ級王者に輝いた。

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