【All Japan Amateur Shooto】フライ級は足を使った小巻、ライト級は左ハイ=KOで松崎が頂点に
【写真】フライ級で優勝した小巻洋平とライト級で優勝した松崎紀彦。プロ昇格者は後日発表される(C)MMAPLANET
22日(火・祝)、小田原市小田原アリーナで開催された第22回全日本アマ修斗選手権大会。2つのケージを持ち込み、初めて金網で開催された伝統のアマ修斗決勝戦から、最後にフライ級とライト級の模様を紹介したい。
<アマ修斗全日本決勝フライ級(※52.2キロ)決勝/3分2R>
小巻洋平(reliable)
Def.2-0:20-19.20-19.20-20
中園将生(赤崎道場A-SPIRIT)
序盤は小巻が足を使いながらも飛び込んでのロー、中園蹴り足を掴んでテイクダウンを試みるなど動きが見られた。しかし、中盤以降は間合いの測り合いが続き、手数が少ない展開に。小巻を追いかけて前に出る中園だが、勢いのあるパンチをカウンターで被弾してしまう。小巻がラウンドをリードするなか、中園はオープンブローの注意を受けた。
2R、左ジャブから右ローを伸ばす小巻。中園はケージ中央を陣取るが、プレッシャーを与えることはできない。左でフェイントをかける小巻が勢いのあるローを入れ、さらにパンチにつなげる。と、小巻の指が目に入ったと中園がしゃがみこんでしまう。両者にオープンブローの注意が与えられ試合が再開。ローを蹴り合い、中園が右を入れる。すぐにローを返した小巻は攻勢も手数は少ないまま。結局、最後までサークリングを駆使した小巻を中園が捉えることはできずにタイムアップに。2-0の判定で小巻が勝利した。
<アマ修斗全日本ライト級(※65.8キロ)決勝/3分2R>
松崎紀彦(有永道場Team Resolve)
Def.1R1分39秒by KO
緒方史朗(パラエストラ松戸)
サウスポーの緒方が右ジャブを伸ばし、松崎の左には左フックを合わせていく。首相撲の態勢を取った松崎だが、緒方に左ワキを差され左手で頭を取られると、そのまま背中の後ろでクラッチを組まれケージに押し込まれる。両者がケージ中央に戻ると、松崎は右ミドル。続く左ハイが緒方のガードの上を滑るようにヒット。そのまま前方に緒方が崩れ、四つん這いに。すかさず松崎がバックに回ろうとしたが、レフェリーが緒方のダメージが大きいと判断し試合をストップ。最終試合で松崎がド派手は左ハイKO勝ちで、ライト級で全日本王者に輝いた。