＜61キロ契約／3分3R＞
卜部功也 （日本）
Def.2-0:30-29.30-29,30-30
カン・エン（中国）

まずは右ローを見せた両者、カン・エンが右フック。卜部は前蹴りからワンツーで距離を詰め、ロープ際のカン・エンにパンチを続ける。カン・エンも右を中心に反撃に移ると、左フックから右ボディフック。卜部はヒザ蹴りをボディに見舞っていく。右ストレートからローを蹴り込んだ卜部は続いてもヒザ蹴り、右前蹴りを見せる。カン・エンが右から左、されに右フックも、卜部の左ローに体がよれる。卜部の右ミドルに左フックを合わせようとするカン・エン。最後にカン・エンが右フックを繰り出して初回が終わった。

2R、マウスピースを入れ忘れコーナーに戻ったカン・エン。試合が再開すると、左から右フックを見せる。卜部は右ローから右前蹴り、右ボディフック&左ヒザを2発と腹を攻める。さらに卜部は左ミドルを狙ったが、これが急所に入り試合が一時中断する。リスタート後、ヒザ蹴りに続き、右ストレート、左ボディフック、ヒザと左ボディフックで卜部が優勢に。前蹴りで距離を取って右ストレート、素早い右ジャブに続き左ボディフックをヒットさせる。カン・エンが後ろ回し蹴りを空振りしてバランスを崩し、立ち上がった直後に卜部の左ストレートを2度、3度と顔面に被弾し体が揺れる。敦煌の観客から声援は起こらないが、ボディから顔面を攻めたてた卜部のラウンドとなった。

最終回、卜部は引き続き右ジャブから左ヒザ、そして左ストレートで前に出る。フック系のパンチを返すカン・エンは、パンチの後にクリンチにいくなど疲れたか。それでもショートの連打で繰り出すカン・エン。卜部は右ストレートからカカト落とし、カン・エンの顔面に左を入れてヒザ蹴り、またしても左ストレートをヒットさせる。下がり気味のカン・エンに有効にヒザと左ストレートを打ち込む卜部のペースで試合は進み、最後の30秒に。

カン・エンが左フックを入れたが勢いがない。対して、ワンツーからヒザ蹴り、左ストレート&右ストレートをヒットさせた卜部がカン・エンの動きと止めて、しっかりと試合をまとめた。中国語のみで裁定結果が告げられたため、裁定結果は分からないが卜部が勝者コールを受け、カン・エンも納得の表情を浮かべていた。

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