【UFC JAPAN】岡見勇信(02)「フィッチのリリースには驚かされた」
【写真】会見&公開計量後の岡見。この直後にも、ワークアウトルームで汗を流していた。体重は水抜きまであと少しという時点まで落ちているとのことだった(C)MMAPLANET
3日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC JAPAN 2013。同大会でヘクター・ロンバードと対戦する岡見勇信インタビューの第2弾。
試合毎に強まるプレッシャー、そしてジョン・フィッチという大物がリリースされた今回の大量解雇劇について日本のエースが語った。
<岡見勇信インタビュー、前編はコチラから>
――14勝3敗1分のジョン・フィッチがリリースされたことは、何か精神的な影響を岡見選手に与えますか。
「う~ん、僕の場合はいつもヤバいと思っているので(苦笑)。フィッチがリリースされたことで、特に気持ちが変わることはないですね。いつも、『あぁ、これはもうリリースかな』って思っていますからね。まぁ、それでもフィッチのリリースには驚かされました」
――ただし、直近の試合で勝っているファイターは、薬物使用などの理由がない限り、カットはされていません。
「そこはUFCのしっかりとしているところだと思います。まぁ、一つの負けが大きなことになってくるので……、これからも集中していかなければならないです。ストライクフォースから、大量にUFCに流れて来ていますからね」
――でも岡見選手は日本のエースですからね。そういう部分で戦績だけでなく、ポジション的にもフィッチとは違うのではないでしょうか。
「どうだろうなぁ……。厳しいような気がしますけどね(笑)。まぁ、成長していくってことしかないですね、もう。良い試合っていっても、フィッチもエリック・シウバと良い試合をしていたんですけどね……。困っちゃうな、本当に」
――ついに本音が出ましたね(笑)。大量カットという問題は抜きにしても、このヘクター・ロンバード戦は今後のステップアップに関して、大切な試合になってきます。
「まぁ、それも毎回です。もちろん、日本大会というのはありますが、毎試合が自分にとっては大切な試合です。勝てば、次はもっと大事になってくるし。負けると、また次がもっと大事になってくる(笑)。結局は毎試合、試合を重ねていくと、次がもっと大切になってくるということで、それは変わらないです。1試合毎に重みが増しています」
――そういう話になりながらも、幾分リラックスしているように感じられます。やはり日本での調整というのは、ストレスが少ないのでしょうか。
「僕としては、変わらないですよ。米国で調整するときも、ずっと米国にいて調整しているので、開催地に移動してからも、こんなものですし。体調に問題がでたこともないですから。逆に海外の方が雑音も入らないという面もありますしね」
――今回はPR活動も兼ね、色々と露出していました。
「色んな良い経験をさせてもらいました。それにUFCの知名度を広めたいですからね。UFCには本当に感謝しているので、人気が出る役に立てるのであれば、何でもさせてもらいたいと思っています」
■UFC JAPAN 2013対戦カード
<ライトヘビー級/5分5R>
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)
ブライアン・スタン(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ステファン・シュトルーフ(オランダ)
マーク・ハント(ニュージーランド)
<ミドル級/5分3R>
岡見勇信(日本)
ヘクター・ロンバード(豪州)
<ライト級/5分3R>
五味隆典(日本)
ディエゴ・サンチェス(米国)
<フェザー級/5分3R>
廣田瑞人(日本)
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
キム・ドンヒョン(韓国)
シアー・バハドゥルサダ(オランダ)
<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
ブラッド・タヴァレス (米国)
<バンタム級/5分3R>
水垣偉弥 (日本)
ブライアン・キャラウェイ (米国)
<ライト級/5分3R>
徳留一樹(日本)
クリスチアーノ・マルセーロ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
アレックス・カサレス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
イム・ヒョンギュ(韓国)
マルセーロ・ギマラエス(ブラジル)