【Bellator】同門対決ドゥドゥ×ロウロでバンタム級世界戦
【写真】寝技勝負になると、高度な展開が見られるか。それとも、ロウロがシーズン6トーナメントをヒジで制したように、激しい打撃が落されるのか。同門対決は微妙だ (C) KEITH MILLS
14日(木・現地時間)、ノースカロライナ州シャーロッテのボージャングルズ・コロシアムで開催されるBellator MMA(89)。シーズン8ミドル級トーナメントがスタートする同大会では、禁断の同門対決=Bellator世界バンタム級選手権試合がメインで組まれている。
Bellator世界バンタム級王者ドゥドゥ・ダンタス、挑戦者マルコ・ロウロ。どちらもブラジルの名門ノヴァウニォンの所属ファイターだ。プロ修斗に来日経験のある両者、ドゥドゥはシーズン5トーナメントに優勝し、昨年4月に前王者ザック・マコウスキーを破り王座戴冠を果たした。一方、同門決勝覚悟で臨んだシーズン5は準決勝でアレクシス・ヴィラに敗れたロウロは、続くシーズン6で優勝を果たし、ドゥドゥの持つベルトへの挑戦を決めた。
ノヴァの同門だが、ドゥドゥはリオでトレーニングを重ね、ロウロは現在、ニューヨークでシャオリン・ヒベイロのアカデミーを本拠地としている。ノヴァの黒帯だけあって、寝技は当然のこと、テイクダウン狙いからバックを取る強さも両者に共通した部分だ。加えて、ジャブやヒザなどロングレンジからの打撃の精度が高まっているという共通点もあり、スタイル的には似通っているといっても良い。
【写真】ハイキックを見せるドゥドゥ。遠い距離からの打撃の応酬という展開もありえる(C)KEITH MILLS
体格的にはフェザー級から階級を下げたロウロが、バンタム級としては線の細さを感じさせるドゥドゥを上回るか。また、ドゥドゥは昨年8月に母国ブラジルの修斗の大会でタイソン・ナンにKO負けを喫しており、打撃戦でどのような影響を与えるか。両者、距離を遠くとって牽制が続くファイトとなるのか、あるいは同門対決だけにいらぬ勘繰りを払しょくするために激しい攻防になるのか。いずれにせよ、禁断の世界戦であることは間違いない。
■Bellator MMA SpikeTV対戦カード
<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]エドゥアルド・ダンタス(ブラジル)
[挑戦者]マルコ・ロウロ(ブラジル)
<ミドル級T準々決勝/5分3R>
ダン・クレイマー(米国)
ブライアン・ロジャース(米国)
<ミドル級T準々決勝/5分3R>
ブレット・クーパー(米国)
ノーマン・パライシー(フランス)
<ミドル級T準々決勝/5分3R>
ダグ・マーシャル(米国)
アンドレアス・スパン(スウェーデン)
■主なBellator プレリミ対戦カード
<ミドル級T準々決勝/5分3R>
スルタン・アリエフ(ロシア)
ミッケル・パルロ(デンマーク)