【Bellator】ミスター・アグレッシブ、カスブラエフ期待募る大勝
【写真】トップを取りパウンドを落しながら、果敢にヒールを狙うカスブラエフ。積極的な攻撃は、やはりロシア的だ(C)KEITH MILLS
<フェザー級T準々決勝/5分3R>
マゴメドラスル・カスブラエフ(ロシア)
Def.2R1分15秒by肩固め
ファブリシオ・ゲヘイロ(ブラジル)
構えをスイッチしながら低い姿勢を取るカスブラエフに、ゲヘイロが右ハイを見せて牽制する。オーソから右を打ちこむカスブラエフは、右ローに続ける。ワンツーを伸ばすゲヘイロだが、拳は届かない。右ミドルをヒットさせたゲヘイロ、カスブラエフは直後に左ミドルを蹴り込むも、左フックから首相撲+ニーを受ける。
カスブラエフの左とゲヘイロの右が何度となく交錯すると、近距離での打撃戦の機会が多くなる。カスブラエフの前進に両ワキを差したゲヘイロが、テイクダウンから即マウントへ。カスブラエフはブリッジで返し、トップへ。パウンドを落すカスブラエフに、ゲヘイロが腕十字を仕掛ける。起き上がって、ゲヘイロを持ち上げ体を揺すって逃れたカスブラエフがバックへ回り込もうとする。ガードに戻したゲヘイロに重いパウンドを連続するカスブラエフ。
背中を一瞬見せるなど、劣勢になってきたゲヘイロは三角絞めをスラムで逃れられる。直後にパウンドから、左足を取ったカスブラエフがヒールフックへ。ゲヘイロがバックをとりにいくと、ヒザ十字から再び正対したカスブラエフが、パウンドを落し攻め続ける。残り15秒の時点でも、ヒールフックを仕掛けたカスブラエフの積極性が目立った初回だった。
2R、「距離をとって、ジャブからストレート」という指示を受けたゲヘイロだが、疲労が顔に出ているか。ワンツーを打ち込んだゲヘイロだったが、直後にシングルレッグでテイクダウンを奪われる。パウンドとパスのコンビネーションで攻めるカスブラエフは、ハーフから肩固め。そのままパスに成功して、絞め続けるとゲヘイロがタップ。パウンドとポジショニング、足関節に絞めとアグレッシブな攻めを続けたカスブラエフが、今後への期待が高まる一本勝ちを手にした。