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【UFC156】一進一退の熱戦、ダナムがスプリット判定で勝利

2013.02.03

<ライト級/5分3R>
エヴァン・ダナム(米国)
Def.2-1:29-28, 28-29,29-28
グレイゾン・チバウ(ブラジル)

ブラジルコールのなか試合がスタート。左を見せるダナムは、チバウが前に出てくるとスッと距離を取る。足を止めて打ち合う両者、ややダナムが勢いに押されるとそのままテイクダウンを許す。立ち上がり際にチバウはギロチン、後方に回転したダナムは首を取られたままがぶられる。左手を伸ばして、バックを許さないダナムは立ち上がってそのままチバウをケージに詰めていく。

すかして距離を取ったチバウはダナムの右を受ける。右から左を入れ、距離を取るダナムはチバウのフックをスウェイでかわす。両者、ケージ際で体を入れ替えながら組み合いが続き、ダナムがボディにヒザを入れたところで初回が終了した。

2R、左へ回るチバウの左フックをよけて、ダナムが左を入れる。チバウも左ジャブを見せる。両者の左が交錯し、ダナムが組みついてドライブ。チバウの腿にヒザを入れるダナムは、差し合いのなかでヒザを突き上げる。差し合いから距離を取ったのはダナム、右から左を伸ばすがクリーンヒットはしない。体を大きく右に傾けてパンチを放つダナムに対し、残り2分を切りチバウが組み付くが、ここはすぐに切られる。

間合いを計るダナムはパンチから組みつくが、これもチバウが突き放し一進一退の攻防が続く。と、ワンツーの打ち合いのあと、ダナムの右がテンプルを捉え、続くワンツーもチバウを捉える。終了間際にチバウの左フックがヒットし、ダナムがテイクダウンを狙ったところで2Rもタイムアップを迎えた。

最終回、チバウは左を空振りしたあとで、テイクダウンへ。ダナムのギロチンを外し、自らもギロチンを仕掛けるが、これもすぐにダナムが反応し、ケージ際の攻防から打撃の間合いへ。右を伸ばしたダナム、チバウのワンツーは空を切る。ダブルで組みついたダナムは、離れ際に左フックを受けるも、右ストレートを打ち込む。打撃ではスピードで差がつくようになったチバウが、組みついてケージにダナムを押し込む。差し変えて逆にチバウをケージに詰めたダナムがパンチにつなげる。

互いにテイクダウンは決まらないが、ダナムがドライブからヒザをボディに放っていく。さらに首相撲からヒザを見せたダナムが左を伸ばし、チバウもフックを振り回す。重いパンチは振るっても、姿勢が乱れ足が前に出なくなったチバウ。ダナムのダブルレッグも決まらず、両者の右が交錯する。残り15秒、フランイングニーでチバウの動きを止めたダナムが、さらにヒザを突き上げ、両者が最後まで攻めの姿勢を貫いた一戦は、15分続いた。

結果、判定はスプリットとなり。ダナムが2-1で勝利を手にした。

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